すでにEUヤマハから欧州向けモデルの情報がリリースされていた2016年 FJR1300AS/Aだが、遂に国内での販売時期や価格などが発表された。 両モデルともに、カラーリングは新色となるマットシルバーとダークグレーの2色展開で、2016年7月25日からの販売開始予定。価格はFJR1300ASが2015年モデル比で5万4,000円高の183万6,000円、FJR1300Aも2015年モデル比で5万4,000円高の151万2,000円だ。
2016年 FJR1300AS/Aで一番の注目点は6速ミッションの新採用だろう。従来の5速ミッションから6速へと変更したうえで、ギア比もすべて見直されており、スポーツ走行時の快適性の向上と高速巡航時の回転数の抑制を実現。また、FJR1300Aでは同時に軽快なクラッチ操作に貢献するアシスト&スリッパークラッチも標準装備されている。 エクステリア面では大きく印象を変えてはいないものの、ヘッドライトをはじめ、ライセンスランプ、ポジションランプなどもLEDを採用し、灯火器類はフルLED化された。そのほか、メーターやリヤフェンダーも新デザインを採用する。また、FJR1300ASには、バンク角に応じてヘッドライト上部に左右3つずつ配置されたLEDランプが順に点灯していくコーナリングランプが新たに採用されている。 なお、FJR1300ASはFJR1300Aをベースに、倒立タイプの電子制御サスペンションと、YCC-S(クラッチ操作をすることなく、シフトペダルもしくは、左スイッチボックスに設置されているシフトレバーにてギヤチェンジが可能な電子制御シフトシステム)を標準装備したモデルとなる。
※部分カット&走りの画像はEU仕様
2015年モデルと見比べてみると
左が2016年モデルだが、2015年モデルと並べて比較してみてもデザイン上の大きな変化は見られない。しかしながら、灯火類のオールLED化や、低反射化処理を採用した新デザインのメーター、ミッションの6速化など、ヤマハ製スポーツツアラーのフラッグシップモデルとして、確実に進化を遂げている。
COLOR VARIATION FJR1300AS
FJR1300A
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | FJR1300AS/A | |
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全長×全幅×全高 | 2,230×750×1,325(mm) | |
軸間距離 | 1,545mm | |
最低地上高 | 125[130]mm | |
シート高 | 805-825mm | |
車両重量 | 296[289]kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 16.6km/ℓ | |
定地燃費値 24.6km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC 4バルブ 並列4気筒 | |
総排気量 | 1,297cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 79.0×66.2(mm)/10.8 | |
最高出力 | 108kW(147PS)/8,000rpm | |
最大トルク | 138N・m(14.1kgf・m)/7,000rpm | |
燃料タンク容量 | 25ℓ | |
エンジンオイル容量 | 4.9ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.500 |
2速 | 1.722 | |
3速 | 1.350 | |
4速 | 1.111 | |
5速 | 0.962 | |
6速 | 0.846 | |
一次減速比/二次減速比 | 1.562/2.693 | |
キャスター/トレール | 26°/109mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70 ZR17M/C (58W) |
後 | 180/55 ZR17M/C (73W) | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ320mmダブルディスク&ラジアルマウントキャリパー |
後 | Φ282mmシングルディスク&片押しキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ48mm 倒立[正立]フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルショック | |
フレーム形式 | アルミ製ダイヤモンド | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 183万6,000円[151万2,000円] |
※[ ]内はFJR1300A
ヤマハ発動機お客さま相談室
0120-090-819