モトクロッサーシリーズに続き、ヤマハ製エンデューロマシンの2017年モデルも発表された。2017年モデルでは、新たにYZ125Xがシリーズに加わり2016年10月5日より販売を開始する。 また、それぞれに2016年モデルからの変更を受けたYZ250X/YZ250FX/YZ450FXの2017年モデルは、2016年8月25日からの販売開始となる。 いずれのモデルも予約受付期間は2016年6月10日から12月12日までで、予約先は全国のヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店だ。
YZ125X
2017年モデルより新たにヤマハのエンデューロシリーズのラインナップへと加わったYZ125X。 YZ125をベースに、ローコンプ化(排気バルブ全開時の圧縮比はYZ125の8.6から7.4へ)や排気バルブ開閉タイミングの変更、専用CDIユニットの採用などにより、エンデューロでの走破性や扱いやすさに貢献する幅の広いトルクレンジへとエンジンをリセッティング。そのうえで、リヤタイヤのインチダウン(19インチから18インチへ)と、前後サスペンションのバネレートのダウン&セッティングの見直しが行なわれている。 そのほか、2017年 YZ125同様のΦ270mmフロントブレーキディスクやシールチェーン、サイドスタンド、リザーブ切り替えコック付き燃料タンクも標準装備される。販売価格は62万6,400円だ。
YZ250X
YZ250ベースのエンデューロモデルであるYZ250Xの2017年モデルでは、ベースモデルのYZ250同様にフロントブレーキディスク径が拡大されている。また、リヤフェンダーにロゴをあしらった新グラフィックも採用している。なお、このグラフィックのリニューアルはYZ250FXとYZ450FXも共通となる。販売価格は72万7,920円だ。
YZ250FX
2017年 YZ250FXでは、ベースモデルである2017年YZ250F同様の新設計シリンダーヘッドやフレームに加えて、フレームの剛性バランスや懸架ブラケットの形状変更、前後サスペンションセッティングの変更、専用開発のECU、ピストンピンの軽量化、ピストンクーラーの形状変更などの改良が加えられている。販売価格は81万円だ。
YZ450FX
YZ450FベースのエンデューロモデルであるYZ450FX。2017年モデルでは、キックスターターの廃止やサスペンションセッティングの見直し、燃料警告灯の新採用などのリニューアルを受けている。販売価格は93万9,600円だ。
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | YZ125X(2017年) | |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 2,140×825×1,280(mm) | |
軸間距離 | 1,450mm | |
最低地上高 | 350mm | |
シート高 | 955mm | |
車両重量 | 95kg | |
エンジン種類 | 水冷2ストローククランク室リードバルブ 単気筒 | |
総排気量 | 124cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 54×54.5(mm)/7.4~8.8 | |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | |
燃料タンク容量 | 8ℓ | |
潤滑方式 | 混合給油 | |
燃料供給方式 | キャブレター | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | CDI(コンデンサ放電式) | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.384 |
2速 | 1.933 | |
3速 | 1.588 | |
4速 | 1.352 | |
5速 | 1.200 | |
6速 | 1.095 | |
一次減速比/二次減速比 | 3.368/3.846 | |
キャスター/トレール | 26°35’/115mm | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-21 54M |
後 | 110/90-18 61M | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスクブレーキ |
後 | 油圧式シングルディスクブレーキ | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック |
後 | スイングアーム | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル | |
乗車定員(人) | 1 | |
メーカー希望小売価格 | 62万6,400円 |
ヤマハ発動機お客さま相談室
0120-090-819