GSR750はスーパースポーツ・GSX-R750譲りのエンジンを持つ、“ナナハン”にこだわり続けるスズキらしさが詰まったベストバランスなストリートファイターだ。2010年10月にドイツで開催されたインターモトに出品され、翌2011年より欧州での販売を開始した。 国内での販売が開始したのはそれから約2年後の2013年3月21日のこと。海外向けモデルと同一の出力特性(いわゆるフルパワー)が与えられていた。なお、国内向けモデルではABS装着モデルのみが販売されることから、GSR750 ABSという車名となっている。
最高出力で78kW(106ps)/10,000rpm、最大トルクで80N・m(8.2kgf・m)/9,000rpmを発揮する水冷4ストロークDOHC 4バルブ 並列4気筒 749ccエンジンは、GSX-R750に搭載されるエンジンを低中速域寄りにチューニングしたモノ。カムプロフィールや吸排気系の見直し、ギヤ比のローレシオ化などにより、低回転域でのレスポンスの向上とリニアなトルク特性が追求されている。 スチール製のダイヤモンドフレームを採用したシャシーも、ストリートでのしなやかな走りをねらった仕上がりとなっている。足まわりは、フロントにインナーチューブ径Φ41mmのKYB製 倒立フロントフォーク(無段階のプリロード調整が可能)、リヤにKYB製のシングルショック(7段階のプリロード調整が可能)の組み合わせ。ブレーキシステムには、フロントにΦ310mmダブルディスク&片押し2ポットキャリパー、リヤにΦ240mmシングルディスク&片押し1ポットキャリパーを採用する。 逞しくかつ、軽快感あふれるエクステリアデザインもGSR750の魅力の一つだ。異形ヘッドライトに、シャープなシュラウド、エアインテーク付きのフロントフェンダー、エッジの効いたテールカウルなどがスポーティな走りを予感させてくれる。
COLOR VARIATION
2013年
2014年
2015年
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | GSR750 ABS | |
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型式 | EBL-GR7NA | |
全長×全幅×全高 | 2,115×785×1,060(mm) | |
軸間距離 | 1,450mm | |
最低地上高 | 145mm | |
シート高 | 815mm | |
車両重量 | 213kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 20.2km/ℓ | |
定地燃費値 30km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ 並列4気筒 | |
総排気量 | 749cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 72×46(mm)/12.3 | |
最高出力 | 78kW(106ps)/10,000rpm | |
最大トルク | 80N・m(8.2kgf・m)/9,000rpm | |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | |
燃料タンク容量 | 17ℓ | |
エンジンオイル容量 | 3.85ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.785 |
2速 | 2.052 | |
3速 | 1.681 | |
4速 | 1.450 | |
5速 | 1.304 | |
6速 | 1.181 | |
一次減速比/二次減速比 | 1.857/2.470 | |
キャスター/トレール | 25°20’/104mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C(58W) |
後 | 180/55ZR17M/C(73W) | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ310mmダブルディスク&トキコ製片押し2ポットキャリパー |
後 | Φ240mmシングルディスク&ニッシン製 片押し1ポットキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ41mm 倒立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルショック | |
フレーム形式 | ダイヤモンド | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 96万9,840円[100万2,240円] |
※[ ]内はトリトンブルーメタリック×パールグレッシャーホワイト
スズキお客さま相談室
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