2009年12月24日に販売を開始したグラディウス400 ABS。2008年に販売を開始した海外向けモデルのグラディウス(650ccのVツインエンジンを搭載)をベースに、399ccのVツインエンジンを採用したモデルとなる。 最高出力で41kW(55ps)/11,000rpm、最大トルクで41N・m(4.1kgf・m)/8,500rpmを発揮する399ccの水冷4ストロークDOHC 4バルブ V型2気筒エンジンを搭載。このエンジンはSV400で採用されていたエンジンをフューエルインジェクション化したモノで、低中回転域でのトルク感と、高回転域でのパワー感を向上させるとともに、燃費性能もSV400比で8%ほど向上している。 そこへ組み合わされるシャシーは、トラスフレームにインナーチューブ径Φ41mmのフロントフォーク(プリロード調整機能付き)と、リンク式モノショック(7段階のプリロード調整機能付き)を採用。ブレーキシステムは、フロントにΦ290mm ダブルディスク&片押し2ポットキャリパー、リヤにΦ240mmシングルディスク&片押し1ポットキャリパーを装備する。
グラディウス400 ABSで一番の注目ポイントは、やはりその独創的なエクステリアデザインだろう。 丸みを帯びた異形ヘッドライトにはじまり、樹脂製のサイドカバーを採用することによりグラマラスな形状に仕上がっている燃料タンク、そこから連続して流れるようなデザインのサイド&テールカウルが目を引く。スラッシュカット形状のメッキカバー付きサイレンサーや、ひし形があしらわれたシートも個性の演出に一役買っている。 そのほか、フットレストブラケットやグラブバー、リヤフェンダーなどの形状も、グラディウスのイメージを意識したスポーティなデザインだ。 ちなみにグラディウス400 ABSに冠されている“グラディウス”とは、古代ローマ時代の剣闘士(グラディエーター)が使用していた刃渡り50cmほどの刀剣のこと。大柄な刀剣に比べて短くコンパクトで扱いやすく、重宝されたというが、刀剣を思わせるシャープなデザインと扱いやすさという点は、グラディウス400 ABSにも反映されているのではないだろうか。
COLOR VARIATION
2010年
2011年
2012年
2013年
2015年
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | GLADIUS400 ABS | |
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型式 | EBL-VK58A | |
全長×全幅×全高 | 2,130×760×1,090(mm) | |
軸間距離 | 1,455mm | |
最低地上高 | 135mm | |
シート高 | 785mm | |
車両重量 | 206kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 -km/ℓ | |
定地燃費値 40km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ V型2気筒 | |
総排気量 | 399cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 72×49(mm)/11.8 | |
最高出力 | 41kW(55ps)/11,000rpm | |
最大トルク | 41N・m(4.1kgf・m)/8,500rpm | |
燃料タンク容量 | 14ℓ | |
エンジンオイル容量 | 2.9ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.461 |
2速 | 1.777 | |
3速 | 1.380 | |
4速 | 1.125 | |
5速 | 0.961 | |
6速 | 0.851 | |
一次減速比/二次減速比 | 2.620/ 2.933 | |
キャスター/トレール | 25°/106mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17(58W) |
後 | 160/60ZR17(69W) | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ290mmダブルディスク&片押し2ポットキャリパー |
後 | Φ240mmシングルディスク&片押し1ポットキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ41mm 正立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルショック | |
フレーム形式 | ダイヤモンド | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 83万1,600円 |
スズキお客さま相談室
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