トライアンフの販売する1,050ccの並列3気筒エンジン搭載ストリートファイター・スピードトリプルの2018年モデルが発表された。
従来モデルからの変更点は新たに最上級グレードとなるRSが追加されたこと。兄弟モデルとなる765cc版のストリートトリプルにもRSがすでにラインナップされているが、そちらと同様のハイグレードな仕上がりとなっている。
クランク・ピストン・排気ポート形状の見直しをはじめ、バッテリー&オルタネーターの小型化など、100以上のパーツが新設計されたという1,050cc 並列3気筒エンジンは12.92という高圧縮比とマスの集中化を実現。
これにより、従来モデル比で10PSアップの110 kW(150 ps)/ 10,500 rpmという最高出力を発揮するとともに、レッドゾーンも従来モデル比で1,000rpm高い設定に。
最大トルクも117 N・m(11.9kgf・m)/ 7,150rpmと5N・mほどの向上をはたしていて、1994年の初登場以来、歴代でもっともパワフルなエンジンに仕上げられているという。
オーリンズ製の前後サスペンションやブレンボ製フロントブレーキ、各部のカーボンパーツなどは従来モデルのスピードトリプルRと同様の装備となるが、新たに5インチのカラー液晶ディスプレイや、クルーズコントロールシステム、キーレスイグニッションなどを標準装備。
それに加えて、コンチネンタル製のIMU(慣性計測ユニット)を採用することで、コーナリングABS&コーナリングトラクションコントロールにも新たに対応した。
新デザインのホイールをはじめ、Arrow製のサイレンサー、マット仕上げのアルミニウム製リヤサブフレーム、レッドのリムストライプ、レッドのシートステッチなど、スタイリング面でもさまざまな専用装備がおごられている。
なお、2018年春以降の国内販売開始が予定されており、販売価格などは未定。
詳細はトライアンフの公式サイトにて!
公式動画
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | Speed Triple RS | |
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全長×全幅×全高 | 2,075×775×1,070 (mm) | |
軸間距離 | 1,445 mm | |
シート高 | 825 mm | |
車両重量 | 189 kg(乾燥重量) | |
エンジン種類 | 水冷 4ストローク DOHC4バルブ 並列3気筒 | |
総排気量 | 1,050㎤ | |
内径×行程/圧縮比 | 79×71.4 (mm)/ 12.92 | |
最高出力 | 110 kW(150 ps)/ 10,500 rpm | |
最大トルク | 117 N・m(11.9kgf・m)/ 7,150rpm | |
燃料タンク容量 | 15ℓ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
キャスター/トレール | 22.9 º / 91.3 mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70 ZR17 |
後 | 190/55 ZR17 | |
ブレーキ形式 | 前 | φ320mmダブルディスク&ラジアルマウント対向4ポットキャリパー |
後 | φ255mmシングルディスク&片押し2ポットキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径φ43mm 倒立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルショック | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 未定 |