マイナーチェンジを受けた2018年モデルのトレーサー900が、4月20日より販売を開始する。
これまではMT-09トレーサーというネーミングで販売されてきた本モデルだが、今回のモデルチェンジを機に車名がトレーサー900にあらためられた。
シート・ハンドル・カウル形状のリニューアルをはじめ、スイングアームのロング化など、ツーリング時の快適性向上をねらった改良が行なわれている。
販売価格は従来モデル比で4万3,200円高の111万2,400円で、カラーラインナップはマットダークグレーとグレーの2色を展開。
さらに、上級グレードのトレーサー900GT ABSも新たに設定され、6月15日より販売をスタート。
販売価格はスタンダードモデル比で8万6,400円高の119万8,800円で、ブラック・グレー・マットダークブルーの3色が展開される。
ツーリング性能の強化が図られた新型トレーサー900 ABS
乗り心地とツーリング性能の強化を中心に改良が行なわれた2018年モデルのトレーサー900 ABS。
従来モデル比で全高が30mmアップした新形状のスクリーンをはじめ、メイン&タンデムシート形状のリニューアル、従来モデル比で60mm延長したロングスイングアームなどを採用することで、高速走行時の安定性と快適性アップを追求。
また、カウルデザインもリニューアル。
ハンドル&ハンドガードやサイドカバー、ヘッドライト、タンクカバーなど、多岐にわたりその形状が見直されている。
また、テールカウルやサイドケース用マウント、グラブバーも新形状を採用。よりシャープさを増したスタイリッシュなデザインへと生まれ変わっている。
なお、これらの変更に伴い車両重量は従来モデル比で4kg増の214kgに。また、シート高は従来モデル比で5mmアップの850mmとなっている。
上級グレードのトレーサー900 GT ABSも新登場
同時に伸圧両側の減衰が調整可能なフルアジャスタブルタイプのフロントフォークや、油圧プリロードアジャスターを追加したリヤショックなどを標準装備するトレーサー900 GT ABSも新たに設定された。
その他にもフルカラー液晶メーターや、クラッチ操作不要でシフトアップが可能なクイックシフター、クルーズコントロールシステム、グリップヒーターといったツーリングでの使い勝手を向上させる装備が多数盛り込まれている。
なお、これらの変更に伴い車両重量はスタンダードモデル比で1kg増の215kgに。
COLOR VARIATION
2018年モデル
2017年モデル
YAMAHA TRACER900 ABS/GT ABS 製品ページ
※画像には一部、EU仕様もあり