モト・グッツイの販売するベストセラーモデル・V7Ⅲに、新たに2台の限定モデルが登場した。
V7Ⅲカーボンはマットブラックの車体色をベースに、前後フェンダーやサイドカバーにカーボンパーツを盛り込んだシリアルナンバー入りの限定生産モデル(世界限定1,921台)。
ブレンボ製のフロントブレーキキャリパーやロゴマーク、シリンダーヘッドカバーにレッドを用いたスポーティな仕上がり。
その他、レッドステッチ入りのアルカンターラシートや、アルミ削り出しのタンクキャップなども標準装備している。
国内導入台数は30台限定で、販売価格は119万8,000円。
V7Ⅲミラノは都会的なイメージの新カスタマイズモデルで、アルミ製の前後フェンダーやサイドカバーをはじめ、光沢のあるシルバータンクやクロームメッキ仕上げのエキゾーストシステム、グラブバーを標準装備。スタイリッシュな雰囲気が演出されている。
国内導入台数は60台限定で、販売価格は114万4,800円。
両モデルともに2018年4月1日からの受注開始で、4月下旬からの出荷が予定されている。
ベースモデルのV7Ⅲは1967年の初登場以来、半世紀に渡り続くV7シリーズの最新モデルで、2017年に第三世代となるV7Ⅲへとフルモデルチェンジを受けた。
モト・グッツイの代名詞である744cc 空冷4ストローク OHV 2バルブ 90°V型二気筒エンジン、いわゆる縦置きVツインエンジンは38 kW(52 PS)/6,200rpmの最高出力と、60 N・m(6.1kgf・m)/4,900rpmの最大トルクを発揮。
そこへ、6速ミッションと乾式の単板クラッチを採用している。
スチール製のダブルクレードルフレーム、フロント18インチ・リヤ17インチホイールを採用するシャシーは、インナーチューブ径φ40mmの正立フロントフォーク&ツインリヤショックを組み合わせたオーソドックスなパッケージング。
さらにコンチネンタル製のABS システムと、MGCT(モト・グッツィ・トラクション・コントロール)システムも標準装備するなど、クラシカルなスタイリングに現代でも通用する走行性能や装備が盛り込まれたモデルだ。
シート高は770mmで、車両重量は209kg。タンク容量は21ℓとなっている。