ホンダが2014年のEICMA(エイクマ)=ミラノショーに出展した“True Adventure プロトタイプ”で示した、オンロード・オフロード問わず高い走行性能を持つ“真”のアドベンチャーモデル。それを具現化したブランニューマシンが、CRF1000Lアフリカツインだ。
15年10月現在までのリリース情報を総合すると、新開発の998cc 水冷4ストローク OHC 4バルブ並列2気筒エンジンは、コンパクトながら高い性能を発揮し、軽量なセミダブルクレードルフレームを採用した車体と組み合わせられる。さらに、オフロード特性を向上させたデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を採用したモデルのほか、ABSとトルクコントロールシステムを搭載したモデルも設定されている。
車体色は、ダカールラリー参戦マシン“CRF450 RALLY”のカラーをまとったCRFラリーをはじめ、トリコロール、シルバーの全3種類が展開されるもよう。
12月中旬から欧州で発売を開始し、その後、日本や北米での販売も計画されているという。欧州でのメーカー希望小売価格は、スタンダードモデルで約1万2,100ユーロになる予定だという。ということは、国内での販売価格はVFR1200X(189万円)よりも安いのは当然のこと、もしかするとVFR800X(138万2,400円)とほぼ変わらない、もしくは安く設定されるかも…?
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | CRF1000L AFRICA TWIN | |
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全長×全幅×全高 | 2,335×875【[930]】×1,475(mm) | |
軸間距離 | 1,575mm | |
最低地上高 | 250mm | |
シート高 | 870-850mm | |
車両重量 | 228[232]【242】kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 21.7(DCT:21.8)km/ℓ | |
定地燃費値 ーkm/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストローク OHC4バルブ 並列2気筒 | |
総排気量 | 998cm3 | |
内径×行程 | 92.0×75.1(mm) | |
最高出力 | 70kW(95ps)/7,500rpm | |
最大トルク | 98N・m(9.9kgf・m)/6,000rpm | |
燃料タンク容量 | 18.8ℓ | |
潤滑方式 | セミドライサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
トランスミッション形式 | マニュアルミッション:常時噛合式6段リターン | |
DCT:電子式6段変速 | ||
タイヤサイズ | 前 | 90/90-21 M/C 54H(チューブタイプ) |
後 | 150/70R18 M/C 70H(チューブタイプ) | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 未定 |
※[ ]内はABS、【 】内はDCT