MotoGP由来のV4エンジン搭載
ドゥカティのニューモデル、パニガーレV4がいよいよ登場。このモデルにはドゥカティがMotoGPでつちかってきたV4、つまり90°V型4気筒エンジンが搭載されている。同社の市販車としては初採用となるこのV4エンジンは、ドゥカティのアイデンティティである、バルブの動きを押す方向だけでなく、戻し方向も機械的に操作するデスモドロミックとともに、通常とは逆方向に回る逆回転クランクを採用。シャフトが4軸になることで構造的に重量増にはなるものの、通常の前回り方向とは逆の方向に回転するクランクを採用することで、ジャイロ効果による安定性を打ち消し、旋回性をアップしているという。
また車体は、幅が大きくなりやすいV4エンジンにもかかわらず、ドゥカティらしいボディラインを強調。実車を前にすると、非常にパニガーレシリーズらしい、コンパクトでスリムな車体に仕上がっており、またがっても妙なV4エンジンの存在感はない。
バリエーションは、スタンダードのパニガーレV4(263万9000円)、オーリンズ製電子制御サスペンションやアルミ鍛造ホイールなどを装備したパニガーレV4S(328万円)、さらにカーボン製カウルなど、スペシャルな外装やパーツが採用されたパニガーレV4スペシャル(455万円)がある。
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