文・写真:武田大祐
ふるさとへの思い。地元ライダーが作る復興キャンプミーティング
キャンプ・温泉・酒・笑顔、新しい楢葉町を楽しんで
バイクと旅とキャンプを愛してやまないライダーたちが今年も福島県楢葉(ならは)町の天神岬に集結した。
楢葉町は東日本大震災福島第一原発の事故で、4年半もの間警戒区域に指定され、立入りを制限されていたが、2015年9月5日に避難指示は解除。現在は完全復興へ向け、着々と前進を続けている。
第2回目の開催となる今年のキャンプミーテイングは、昨年「ならはー!最高!!」と絶叫連呼した賀曽利さんが再び参加。ライダーたちと巨大な焚き火を囲み、ツーリング話や地元ライダーと震災当時のことを語りあった。
また、参加者たちは地元の方々の協力で作られた豚汁やレア物の地酒を振舞われたほか、キャンプ場内の“しおかぜ荘”の温泉に1回の料金で2日間入れるサービスを受け、極上の湯を堪能。翌日には町の復興状況を見学する復興ツアーも催された。
2日間ともにあいにくの雨模様だったが約100名の参加者たちは、原発事故という未曾有の困難から立ち上がった町への滞在を思い思いのスタイルで楽しんでいた。
ふるさと再興への思いが詰まったライダーたちのイベントは来年も開催される予定。笑顔で再会を約束するライダーたちの姿があった。
雨天にも関わらず、多くの旅慣れキャンプ慣れしたライダーが天神岬キャンプ場に集結。思い思いのスタイルでキャンプを楽しんでいた

開催概要
- イベント名
- キャンプミーティング in ならは
- 開催日
- 2018年9月8日(土)・9月9日(日)
- 会場
- 福島県楢葉町 天神岬スポーツ公園
- 主催
- 焚き火night事務局
Special thanks:一般財団法人 楢葉町振興公社/楢葉町鉄馬倶楽部/ほっつぁれDEいいんかいっ?/新妻材木店/有限会社 ふくのや