2018年10月2日から開催されているインターモト2018にて、新型のスズキ・カタナが正式に発表された。
前々からその登場がウワサされていたものの、遂に新型カタナの全容が明らかになったぞ。
注目はやはり、そのデザインだろう。賛否両論分かれるであろう、その個性的なデザインは1980年にケルンショーで発表された初代GSX1100S カタナを現代流にアレンジしたもの。
初代カタナに似ているかどうかはさておき、日本刀をモチーフにしたセンセーショナルなデザインという点では“カタナ”の精神を受け継いだモデルであることに間違いない。
新旧カタナを見比べてみると
スズキ車では初となるスイングアームマウントのリヤフェンダーを採用するとともに、メーターパネルにカタナのロゴをモチーフにしたマークが入れられているなど、既存の枠にとらわれないアイデアが盛り込まれている。
エンジン&シャシーはGSX-S1000ベース
エンジン&シャシーに関してはGSX-S1000がベースとなる。
ホイールベースはベースモデルのGSX-S1000/Fと同じく1,460mmの設定で、最高出力は110kW/10,000rpm、最大トルクは108N・m/9,500rpmと若干ながらパワーアップ。
これらの変更により、車両重量はGSX-S1000F比で1kg増の215kgとなっている。スポーティな乗り味とツーリング性能が両立されているであろうその乗り味に期待が高まるところ。2019年春より、欧州を中心に販売開始予定だ。
「2021年までに大型車を中心に10機種以上の新型モデルを投入し、シリーズ化と商品ラインナップの強化を図っていく」という、コメントも記者会見時に発表されるなど、カタナの国内導入も含めスズキの今後の動向に注目したい。