2018年10月2日から開催されているインターモト2018では、海外メーカーからも注目モデルが多数ラインナップされている。トライアンフ・BMW・KTM・ドゥカティ・インディアンモーターサイクルの車両はすでに紹介済み。
そこで、今回はモト・グッツイとアプリリアから発表されたニューモデルを紹介するぞ。
MOTO GUZZIからは2台のニューモデルが登場!
モト・グッツイからはアドベンチャーモデルのV85 TTとV9ボバースポーツの2台が発表された。
いずれもニューモデルとなり、モト・グッツイらしさを残しつつも新たな風を感じる仕上がりだ。
V85 TT
モト・グッツイらしさを残したアドベンチャーモデル・V85 TTが発表された。
新設計の鋼管フレーム&アルミ製の片持ちスイングアームやアップタイプのマフラー、アンダーガードなどを標準装備することで、オフロードでの性能を追求。
80psを発揮する850ccの空冷 縦置き2気筒エンジン&シャフトドライブという組み合わせはモト・グッツイの伝統にならったモノ。
そういった伝統を受け継ぎつつ、LEDヘッドライトやカラー液晶メーターといった先進装備も盛り込まれている。
ちなみに、この奇抜ともとれるイエロー・レッド・ホワイトのカラーリングは1980年代にバリダカに参戦していたV65Baja/V75Bajaのカラーリングをモチーフにしたモノだ。
V9 BOBBER SUPORT
2016年に登場したV9ボバーをベースにフラットトラックレーサーのテイストを盛り込み、スポーティなルックスに仕上げられたV9ボバー スポーツ。
55psを発揮する853ccの空冷4ストローク OHV 2バルブエンジンや前後16インチホイールを採用するシャシーなどはベースモデルのV9ボバーを踏襲。
そこへ、シングルシートカウルやオーリンズ製リヤショック、ショートフロントフェンダー、メーターバイザー、フォークカバーなどを標準装備することで、スポーティなルックスに仕上げられている。
また、ハンドル&ステップ位置も変更されており、ライディングポジションもよりスポーティな設定となっている。
V9ボバーと見比べてみると
APRILIAからは3台のニューモデルが発表に!
アプリリアからは3台のニューモデルが発表された。RSV4 RRはカラーチェンジのみにとどまるが、シヴァ900は排気量を拡大したニューモデル。
さらに、国内にも導入されているトゥオーノ V4 1100 ファクトリーには新たにオーリンズ製の電子制御サスペンションを新たに採用している。
RSV4 RR
2019年モデルでの変更点はカラーチェンジのみにとどまるRSV4 RR。2019年モデルでは、マットブラックのカラーリングにレッドのホイールが組み合わせられたスポーティなカラーリングに仕上げられている。
SHIVER900
シヴァ750の750ccから排気量を拡大し、896ccに生まれ変わったシヴァ900。
ボア×ストロークの設定をシヴァ750の92×56.4(mm)から、92×67.4(mm)にストロークアップすることで排気量を拡大。
これにより95psという最高出力こそ大きな変化はないものの、トルクが大幅にアップ。従来モデル比で約10N・mアップの90N・m(9.1kgf・m)/6,500rpmを発揮している。
フロントフォークにはKYB製のインナーチューブ径φ41mm倒立タイプを採用。ホイールベースは1,465mmから1,440mmにロング化されるとともに、キャスター角も25.7°から25.9°に変更されている。
基本的なデザインはシヴァ750を踏襲しているものの、ホイールデザインは10本スポークのデザインから3本スポークの軽量タイプにリニューアルを受けている。
TUONO V4 1100 FACTORY
2019年モデルのトゥオーノV4 1100 ファクトリーでは、RSV4 譲りのオーリンズ製電子制御サスペンションを新たに採用。
セミアクティブモードとマニュアルモードの2種類から選択でき、セミアクティブモードではトラック・スポーツ・ロードの3つのライディングモードに合わせて、車両から専用ECUにリアルタイムでデータが送信・処理するスマートEC 2.0システムによって秒単位で油圧管理が行なわれる。
INTERMOT2018 DUCATI・INDIAN Motorcycle 新型スクランブラーやトラックレーサー由来のニューモデルが発表に!