かねてより噂されていた2019年モデルの新型YZF-R3が海外で正式発表された。欧州では2019年1月にも販売が開始される予定とのこと。YZF-R25も同様のリニューアルを受けるはずなので、その登場と国内への導入が楽しみだ。
注目はMotoGPマシンの血を受け継いだスタイリング!
LEDヘッドライトを採用したシャープなフロントカウルはデザインだけでなく、空力性能や、中央に設けられたダクトによる冷却性能の向上も実現しており、従来モデル比で最高速度が8km/hアップしたという。
燃料タンクやサイドカウルのデザインも大幅にリニューアル。サイドカウルにはよく見るとウイングが装着されていたりと、レーシーなデザインに。さらに、フルデジタルの液晶メーターも採用するなど、YZF-R1ひいてはMotoGPマシンであるYZR-M1のエッセンスが盛り込まれている。
倒立フォークを新採用&ライポジも変更
足まわりにはインナーチューブ径φ37mmのKYB製倒立フロントフォークを新採用。それに合わせて、YZF-R1を彷彿させる肉抜きが施されたアッパーブラケットと、アッパーブラケット直結のアルミ製ハンドルバーを新採用。ハンドル位置は従来モデル比で22mm低くなっている。
また、タンク容量(14ℓ)に変更はないものの、タンク&タンクカバー形状をリニューアルすることでニーグリップ部は31.4mmワイドに、タンク上部は20mm低くなることで、よりレーシーなライディングポジションが取りやすくなっている。
2018年モデルと見比べてみると
2018年モデルと並べてみると、デザインの違いが良く分かる。テールまわりに大きな変更はないものの、フロントカウルやサイドカウルを中心にYZR-M1のエッセンスを感じるスポーティなデザインを2019年モデルでは採用。そして、やはり倒立フロントフォークが目を引く。