2019年モデルのカワサキ・ZX-6Rが発表された。
これまで、排ガス規制の関係などで国内での販売は行なわれていなかったモデルだが、今回のモデルチェンジではEURO4に対応。ということは、国内での販売に関するハードルもグッと低くなったということで、実際、2018年10月上旬より、欧州、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本、インドネシア、タイ、フィリピンなどで順次販売が開始される予定とのこと。
なお、国内販売は2018年12月1日より開始される。
販売価格はスタンダードカラーのブラック×フラットブラックとKRTエディション共に132万8,400円となっている。
最新のニンジャシリーズとの共通化を図ったそのスタイリング
2013年モデル以来、実に6年ぶりのモデルチェンジを受けた2019年モデルのZX-6R。
まず、注目したいのはそのスタイリング。ZX-10Rをはじめ、ニンジャ400/250など、最新のニンジャシリーズと共通のカウルデザインを取り入れ、生まれ変わった。
LEDヘッドライトを新採用したフロントカウルはもちろんのこと、サイドカウルやテールまわり、フロントフェンダー、サイレンサーなど、各所のデザインが見直されている。
従来モデルと見比べてみると
エンジン&シャシーなどの基本的な構成に大きな変更はないものの、フロントカウルを中心に大きくデザインがリニューアルされていることが見て取れる。
部分カット
さらに使い勝手を向上する変更も多数!
エンジンおよびシャシーに大きな変更点はないが、2019年モデルではギヤ比(ファイナル)の変更により低速域でのパワーフィーリングを向上。
もともと、他社の600ccモデルのスーパースポーツとは異なり、排気量を636ccに設定することで、低中回転域での扱いやすさ、ひいては街中での扱いやすさにも配慮されていたZX-6R。
トラクションコントロールシステムやABS、モードセレクト機能など、従来モデルから採用されてきた電子制御システムに加え、新たにクイックシフター(シフトアップのみに対応)を装備することでクラッチ操作不要でシフトアップが可能となるなど、さらなる使い勝手の向上が図られている。
また、その他にもフロントカウル内部に電源供給ケーブルを新設している。なお、日本仕様には、ETC2.0が標準装備される予定とのことだ。
COLOR VARIATION
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | Ninja ZX-6R/ABS | |
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全長×全幅×全高 | 2,025×710×1,100 (mm) | |
軸間距離 | 1,400mm | |
最低地上高 | 130mm | |
シート高 | 830mm | |
車両重量 | 196kg | |
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC 4バルブ 並列4気筒 | |
総排気量 | 636cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 67×45.1(mm)/12.9 | |
最高出力 | 95.4kW(130PS)/13,500rpm | |
最大トルク | 70.8N・m(7.2kgf・m)/11,000rpm | |
燃料タンク容量 | 17ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2,846 |
2速 | 2.200 | |
3速 | 1.850 | |
4速 | 1.600 | |
5速 | 1.421 | |
6速 | 1.300 | |
一次減速比/二次減速比 | 1.900/2.867 | |
キャスター/トレール | 23.5°/101mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 180/55ZR17M/C (73W) | |
ブレーキ形式 | 前 | φ310mmダブルディスク&ラジアルマウント対向4ポットキャリパー |
後 | φ220mmシングルディスク&片押し1ポットキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径φ41mm 倒立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルショック | |
フレーム形式 | ペリメター | |
乗車定員(人) | 2 | |
販売価格 | 132万8,400円 |
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