イギリスに本社を置くアーク社から、専用のスマートヘルメット&インテリジェントジャケットも含めた電動バイク・ベクターが発表された。
今のところ、画像が一枚公開されているのみなので、その全容は判別できないが、カーボンモノコックフレームを採用したネオレトロデザインに仕上げられているというベクター。
そのスタイリングだけでもかなり興味深いトコロなのだけれど、注目ポイントはヘルメット・ジャケット・バイク・ライダーが一体となるようなそのHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)技術。
ヘルメットにはシールド内に情報を統制するヘッドアップディスプレイが採用されており、目線を路面から離すことなくライダーに情報を与えてくれるとのこと。それに合わせて、ライダーの感覚(触覚)をデータとしてフィードバックする触覚センシング技術を採用したインテリジェントジャケットが組み合わせられる。
このインテリジェントジャケットは車体のセンサー類などが潜在的な危険を感知するとジャケット自体が振動してライダーに伝えたり、エキサイティングなライディング気分をより盛り上げてくれるような機能などを備えているというから驚き。
アークの創設者兼CEO、マーク・トーマン氏によると、
「私たちは魂を持った電動バイクを作り出すことにしました。高性能なガソリンエンジン搭載のバイクと同じくらいスリルに満ちていて、地球上の他のあらゆる二輪車よりも刺激的で魅惑的です。」
とのこと。電動バイクにおけるライディングの楽しみを別の角度から追求した興味深いモデルといえるだろう。
詳細は2018年11月6日からイタリアで開催予定のEICMA2018で発表される予定だ。