2018年11月8日より一般公開がスタートしたEICMA2018にて、2019年モデルのヴェルシス1000が発表された。電子制御スロットルバルブ&IMU(慣性計測ユニット)を採用したことによる電子制御システムの充実をはじめ、各部のアップデートを受けるとともに、よりハイグレードな仕上がりのヴェルシス1000 SEも新たに設定されている。
2018年11月上旬より、日本を含めた導入国にて順次、販売が開始される予定とのことだ。
充実の電子制御システムでツーリング性能を向上
1,043ccの並列4気筒エンジンはそのままに、新たに電子制御スロットルバルブを採用したことにより、スムーズな出力特性の実現に加え、IMU(慣性計測ユニット)も採用することで最新の電子制御システムがふんだんに盛り込まれた2019年モデルのヴェルシス1000。
コーナリング中のエンジンパワーやブレーキ効力を総合的にコントロールすることで、快適なコーナリング性能を実現するKCMF(カワサキ・コーナリング・マネージメント・ファンクション)やクルーズコントロールシステムを標準装備している。
また、φ310mmのダブルディスク&ラジアルマウント対向4ポットキャリパーを採用したブレーキシステムには、ZX-10RやニンジャH2などにも採用されているスポーツABSであるKIBS(カワサキ・インテリジェント・アンチロックブレーキ・システム)も備えるなど、ヴェルシス1000のコンセプトである「どんな道でも、どんな時でも」を具現化する充実のシステム内容となっている。
LEDの灯火類を採用し、スタイリッシュな印象に
LEDヘッドライトをはじめ灯火類をオールLED化することでスマートなスタイリングを実現。よりコンパクトな顔つきのフロントカウルや、サイレンサー、シュラウドからサイドカウルにかけてのデザインも見直すことで、軽快感のあるスポーティな印象に仕上げられている。
また、75mmの範囲で無段階に調整可能なスクリーンやフロントカウル内側のDCソケット、アナログ式タコメーター&液晶スクリーンを組み合わせたメーターパネルなど、ツーリング時の使い勝手の向上も図られている。
電子制御サスペンションなどを採用する“SE”も登場
2019年モデルから新たに設定されたヴェルシス1000 SEでは、3パターン(スポーツ・ロード・レイン・マニュアル)のモードセレクト機能と連動するショーワ製の電子制御サスペンションをはじめ、シフトアップ・ダウンに対応するクイックシフター、フルカラー液晶メーターと連動したスマートフォンとの接続機能などが追加で標準装備されている。
その他にも大型スクリーン(45mmの範囲で調整可能)や、LEDコーナリングライト、タンク周辺などのキズが付きやすい部分には簡単な傷を自己修復する特殊コーティング塗装を採用するなど、上級グレードに見合った専用装備を多数採用している。
従来モデルと見比べてみると
COLOR VARIATION
VERSYS1000 公式動画
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