MVアグスタより、世界限定300台となる特別モデル・ブルターレ1000 セリエ オロが登場。2018年12月より先行予約が始まり、2019年9月より、デリバリーが開始される予定だ。販売価格は594万円となっている。
F4シリーズに搭載されている998ccエンジンをベースに改良が施された並列4気筒エンジンは、ピストンやクランクシャフトといったエンジン内部をはじめ、吸排気系など各部の大幅な見直しにより最高出力208ps/13,450rpm、最大トルク115.5Nmを発揮(付属のレーシングキットに変更時は212 ps/13,600rpmの最高出力を発揮)する。
同じく新開発のECUには電子制御スロットルバルブやIMU(慣性計測装置)を組み合わせることで、トラクションコントロール(8段階)やアンチウィリーシステム、シフトアップ・ダウンに対応するクイックシフター、ローンチコントロールシステムなどの最新の電子制御システムを採用。
シャシーも新設計され、1,432mmのホイールベースに対応する新たな片持ち式のスイングアームが組み合わせられている。足まわりにはオーリンズ製の製電子制御サスペンションを標準装備。同じく電子制御式のステアリングダンパーと合わせて専用のECUで制御される。
エクステリア面で目を引くのはシュラウド代わりに装着されたスポイラー。ダウンフォースと高速安定性の向上が見込めるという。また、特殊な透明赤色塗装を施したカーボンホイールをはじめ、テールカウルなど、各部にカーボンパーツを採用するとともに、アルミ削り出しのパーツやリチウムイオンバッテリーを採用することで、軽量化にも注力されていて、車両重量は186kg(乾燥重量)に仕上げられている。
LEDを採用するヘッドライトには、バンク角に合わせて照射角が変わるコーナリングライトを標準装備。また、量産二輪車では初の試みとなるヘッドライトユニット内部へのカラーリングや、Bluetoothを介してスマートフォンを接続することで電話、メール、音楽再生といった操作が可能なフルカラーTFT液晶メーターも標準装備する。
その他にも、レーシングキットとしてSC Project製チタニウムサイレンサー+専用ECU(サーキット走行用)やカーボン製パッセンジャーシートカバー、レーシングERGAL フューエルタンクキャップ、CNC フロントブレーキ/クラッチレバー、クラッチフルードリザーバーキャップ、バイクスタンド、専用バイクカバー、証明書などが付属する。
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | BRUTLAE1000 Serie Oro | |
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全長×全幅×全高 | 2,086×1,031×-(mm) | |
軸間距離 | 1,432mm | |
シート高 | 845mm | |
車両重量 | 186kg(乾燥重量) | |
エンジン種類 | 水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 並列4気筒 | |
総排気量 | 998cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 79×50.9(mm)/13.65 | |
最高出力 | 152kW(208ps)/13,450rpm | |
最大トルク | 114N・m(11.7kgf・m)/9,300rpm | |
燃料タンク容量 | 19ℓ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70-17 |
後 | 200/55-17 | |
ブレーキ形式 | 前 | φ320mmダブルディスク&ラジアルマウント 対向4ポットキャリパー |
後 | φ220mmシングルディスク&2ポットキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径φ43mm倒立フロントフォーク(電子制御式) |
後 | 片持ち式スイングアーム&シングルショック(電子制御式) | |
フレーム形式 | スチール製トラスフレーム | |
メーカー希望小売価格 | 594万円(税8%込) |
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