タイのバイクメーカー・GPXが2019年より国内での販売をスタート。聞き覚えの無い人も多いであろうGPXというバイクメーカーだが、2013年には500台弱であった年間販売台数を2018年には3万台弱にまで伸ばし急成長を遂げている注目のメーカーで、タイ国内ではホンダ・ヤマハに続き3番目に大きなメーカーなのだ。
前後14インチホイールを採用するフルカウルモデル・デーモン150GRと、クラシカルなスタイリングのレジェンド150S、ネオレトロスタイルのジェントルマン200の3台がラインナップされており、いずれもデザイン性の高さとコストパフォーマンスに優れる点が魅力のモデルとなっているとのこと。
2019年1月23日にはメディア向けの発表会も行なわれたので、現車を見た感想も踏まえつつ、それぞれのモデルを紹介していこう。
DEMON150GR
149ccの空冷4ストローク 単気筒エンジンを前後14インチホイール採用のシャシーに搭載するデーモン150GR。フルLEDの灯火器類を採用したスーパースポーツを彷彿させるレーシーなフルカウルや倒立フロントフォーク、YSSのリヤショックなど、スポーティな印象のパッケージが魅力のモデルとなっている。
サイズ感はコンパクトながら塊り感もある新感覚なモノで、780mmのシート高や130kgの車両重量も相まって、250ccのフルカウルモデルよりもかなり取っ付きやすい印象を受けた。
また、豊富なカラーバリエーションも魅力で、イエロー・レッド・ブラック・レッド×ホワイト・グレー×ホワイトの計5色をラインナップする。販売価格は34万3,440円だ。
LEGEND150S
149ccの空冷4ストローク 単気筒エンジンを前後17インチホイール採用のクラシカル感あふれるシャシーに搭載するレジェンド150S。
丸目一灯のシンプルなヘッドライトやヘッドライト下部&エンジンカバーの社名ロゴ、タックロール風シート、前後スチール製フェンダーや同じくスチール製のチェーンカバー、スポークホイールなどによるレトロな雰囲気が魅力。YSS製のツインショックを採用するテールまわりはコンパクトにまとめられ、テールランプにはLEDを採用する。
シート高は790mm、車両重量は130kgに仕上げられており。またがった印象もスリムで安心感があった。
カラーリングはマットブラック・マットグリーン・マットグレーの3色をラインナップ。販売価格は25万9,200円だ。
GENTLEMAN200
オイルクーラー付きの空冷197ccエンジンを前後17インチホイール採用のネオレトロスタイルに仕上げられたシャシーに搭載するジェントルマン200。
倒立フロントフォークやYSS製シングルショック、ダブルディスク&ラジアルマウントキャリパー、シングルシート風のシート、低めにセットされたハンドルバーといったスポーティなパッケージが魅力のモデルとなっている。実際、またがった印象もその気にさせてくれるポジションだった。
また、LEDリングを採用するヘッドライト(ライト自体はハロゲンバルブ)やLEDテールランプ、LEDウインカー、オフセットされたデジタルメーターなど、スタイリッシュなデザインに仕上げられている点もポイント。
シート高は730mm、車両重量は160kgだ。
カラーリングはブラック・ブルーグレーの2色をラインナップ。販売価格は36万1,800円となっている。
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