SWM シックスデイズ400に乗ってみた!ネオレトロテイストの新型スクランブラーモデル

SWM シックスデイズ400 サイドビュー

 

SWMから発売中の新型スクランブラーモデル・シックスデイズ400をストリートで乗ってみたので、簡単な感想をお送りしよう。

今回、試乗したモデルはリヤショックの変更やフロントフォークの突き出しによって、約30mm程度のローダウンが実施されたモデルなので、市販モデルとは乗り味が異なることを頭に入れておいてほしい。

 

SWM シックスデイズ400 リヤ7:3ビュー

 

SWMって?

まず、SWMというメーカーをご紹介。MVアグスタジャパンが、2017年3月より国内販売を開始したイタリアメーカー・SWM。本来は440ccモデルがメインなのだが、国内向けにボアダウンすることで、排気量を397ccへとスケールダウンした空冷OHC4バルブ 単気筒エンジン&スチール製クレードルフレームを採用する3モデルを展開していた。

クラシカルなスタイリングのネイキッドモデル・グランツーリスモやカフェレーサースタイルのグランミラノ、スクランブラースタイルのシルバーベースに加え、よりオフロードテイストを強めたシックスデイズ400が、新たにラインナップに加わったというワケだ。

シックスデイズが加わったSWMのラインナップ

 

やはり注目はそのスタイリング

SWM シックスデイズ400 リヤビュー

 

シックスデイズ400でもっとも注目したいのは、イタリアメーカーらしいデザイン性の高さ。

LEDヘッドライトなどを採用したコンパクトな灯火器類やブラックアウトされた足まわりをはじめ、クラシカルながらスタイリッシュな印象に仕上げられているそのスタイリング。スポークホイールやフロントフォークブーツ、アップタイプのフロントフェンダー、アンダーガード、ブレース付きのワイドなハンドルバー、左右2本出しのサイレンサーなど、オフロードテイストを盛り上げる装備が盛りだくさん。

 

 

ゼッケンプレート風のヒートガードや大型のグラブバー、フラットなロングシートなど、タンデム性能にも配慮されている点もこれまでのSWMのモデルとは一味違った注目ポイントだ。

 

400cc単気筒エンジンは元気な味付け

SWM シックスデイズ400 走行イメージ

 

まず、乗ってみて最初に感じたのはフラットなシート&オーソドックスなタンク形状(容量は17ℓ)から来るニーグリップのしやすさ。標準体型(筆者は身長169cm・体重63kg)のライダーであれば、ポジションの自由度も高く、違和感なく自然に乗ることができた。

 

SWM シックスデイズ400 エンジン

 

空冷OHC4バルブ 397ccの単気筒エンジンは歯切れのいいサウンドを奏でてくれ、440cc版からのボアダウンということもあってか、低回転域からトルクフルな特性というよりはエンジンを回す(レッドゾーンは1万回転から)と力強く加速してくれる印象だ。

国産バイクとは異なり、低中回転域から扱いやすくというワケではないものの、これは好みの問題で、その分高回転域での伸びの良さを感じることができるのでトレードオフの関係だろう。

 

フロント19インチホイールだが、街中でも違和感ナシ

SWM シックスデイズ400

 

乗り味に関してはまず注意してほしいのが、冒頭にも言った通り、今回試乗したモデルがローダウンモデルであるということ。

 

ローダウンに合わせ、サスペンションの味付けがしっかりとなされており、普通のオンロードモデルのように乗っても、街中ではとくに違和感なく乗ることができた。気になるフロント19インチホイール&ブロックパターンのタイヤだが、フロントホイールの大きさはヒラヒラとした軽快感につながっていたし(ただ、ある程度のバンク角を越えると切れ込みが気になる)、ブロックパターンのタイヤに関しても通常の速度域であれば、不安感が生じるようなことはなかった。

 

 

スイングアームも他モデルから変更されており、オフロードテイストを強調する丸パイプのデザインに。ホイールベースは同じフロント19インチホイールを採用するシルバーベース400よりもさらに10mmロングの1,452mmの設定なので、高速走行時の安定感も悪くないのではないかと思った。また、前後連動の2チャンネルABSが採用されている点も、いざという時の安心材料としてうれしいポイントだ。

 

SWM シックスデイズ400 立ち走行

 

今回は街中を少し走っただけなのが残念だけれど、本来であれば、シート高855mmという他モデルに比べ40mmm近くも高いシート高に設定されているということもあり、よりオフロードモデルらしい重心の高さなどにより、フラットダート程度であれば楽しんで走ることができるのではないかと感じたぞ。

製品詳細ページ

 

SPECIFICATIONS

車名(通称名) SIXDAYS400
全長×全幅×全高 2,150×813×1,209(mm)
軸間距離 1,452mm
シート高 855mm
車両重量 153kg
エンジン種類 空冷 4ストローク OHC 4バルブ単気筒
総排気量 397.2cm3
内径×行程/圧縮比 85×70(mm)/
最高出力 20kW(27ps)/7,000rpm
最大トルク 33N・m(3.3kgf・m)/5,500rpm
燃料タンク容量 17ℓ
燃料供給方式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
クラッチ形式 湿式多板
トランスミッション形式 常時噛合式5段
タイヤサイズ 100/90-19
130/80-17
ブレーキ形式 φ260mmシングルディスク&片押し2ポットキャリパー
φ220mmシングルディスク&片押し1ポットキャリパー
懸架方式 インナーチューブ径φ43mm 正立フロントフォーク
スイングアーム&ツインショック
フレーム形式 ダブルクレードル
乗車定員(人) 2
メーカー希望小売価格 69万9,840円

 

CONTACT

問い合わせ先

SWMモーターサイクルズジャパン(MVアグスタジャパン)

電話番号
0538-23-0861
URL
https://www.swm-motorcycles.jp

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