メッツラーは2020年モデルとして4モデルを発表した。SPORTEC(スポルテック)M9 RR、ROADTEC(ロードテック)01 SE、ROADTEC Scooter、RACETEC(レーステック)TD Slickとなる。
SPORTEC M9 RR
スポルテック M9 RRはスポルテック M7 RRの後継モデルで、スポルテックM7RRで培ってきた日常使用における汎用性とロードレースでの経験をドイツ本国で研究し、開発したとのこと。全体的なパフォーマンスアップはもちろんのこと、とくに電子制御化されたスーパースポーツモデルの挙動を研究し、電子制御化されたマシンでパフォーマンスをフルに発揮させつつ、幅広いモデルに適合させるよう研究成果を注ぎ込んだことが、メッツラーとしてのトピックとなっている。また、路面がウェットな状態でもスポーティな運動性能を発揮させることができるよう開発されているとのこと。フロントは3サイズ、リヤは9サイズでの展開を予定している。
ROADTEC 01 SE
ロードテック 01 SEはロードテック 01の進化形で、ハンドリングを改善しつつスポーティなパフォーマンスをさらに高めた仕様を追求。ネイキッドやスーパースポーツ、スポーツツーリングモデル向けとなっている。フロントタイヤはロードテック 01で採用されたフルシリカコンパウドの最新バージョンを継承しつつ、低摩擦係数の路面でもすぐれたグリップ力が得られるようトレッドパターンを研究。構造も改良されたことで俊敏性と操縦安定性の向上をさらに追求したとのこと。一方のリヤはハイコンパウンドを採用していて、より深いバンク角でも快適性と安全性を追求。フロント・リヤともに深いバンク角でスポーツ走行をしても高性能を維持できるようトレッドパターンを研究しているとのことだ。
ROADTEC SCOOTER
ロードテック スクーターはスクーターのシティユースや通勤、スポーツツーリング向けの仕様となっている。ロードテック 01をヒントにスークーターに求められる要素を最適化したモノで、従来のラインナップ(フィールフリー、フィールフリー ウィンテック、ME7ティーン)を将来的に統合していくためのモデルとして位置づけられている。特徴としては丸いプロファイルを採用し、ハンドリングを改善するため、従来より高剛性の構造を採用した点となる。また、シリカを高配合してウェットな路面での制御をより強化し、使用温度域も広げているのとことだ。
RACETEC TD SLICK
レーステック TD スリックはサーキットユーザーやレーサーなど専門的なユーザー向けのスリックタイヤとなる。
いずれも発売時期、価格は未定。
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