レンタルバイクを使った運動会みたいなレース“Let’sレン耐”2020年シリーズスタート！

2020年2月27日

今年もレンタルバイクを使った参加型耐久レースがスタート！

グロムやモンキーなどのレンタルバイクを使う参加型の耐久レースのシリーズ戦が今年も始まった。初心者からベテランまで幅広く楽しめるとあって、毎回多くの参加者で賑わってる。

このレースの主催者は“モータースポーツの敷居を下げたい”と願う元世界GPライダーの青木拓磨さん。現在も四輪のレースに参戦するレーサーだ。レギュレーションも低く設定され、参加資格は運転免許証を持っていること。革ツナギはレンタル（有料）も用意されている。また初心者向けにていねいな講習が行なわれたり、女性ライダーにはビブスが配られ他者にアピールできるようにしているなど対応も手厚い。

おもしろいのは3回のピットインごとにクイズなどのお題が出され、クリアしないとコースに復帰できないこと。燃費も計算する必要があり、速ければ勝てるというレースじゃないのだ。

小排気量車のパワーを十分に引き出すのはベテランであっても簡単じゃない。スキルに関係なく誰もがチャレンジできる耐久レースで、あなたもレースデビューしてみては!?

写真：横田和彦・レン耐事務局／文：横田和彦

スタート前には初心者にもわかりやすいようにサーキットでのルールやマナーを説明。コースインやピットインなどが体験できる初心者講習会もある（※この写真は昨年の様子）

“バイクを使った運動会”といったスタンスの耐久レースなので、大勢のライダーやスタッフ、家族とも一緒に楽しめる。こんな休日もいいよね！

普段、リッターバイクに乗っているような人でも、サーキットで小排気量車に乗ると手こずることも。タイムを出すのが難しい、奥が深いレースなのだ

世界的なレースに参加している現役のプロライダーがゲスト参加することもある。彼らの華麗な走りを目の前で見ることができる貴重なチャンスでもあるのだ

ライダー交代は安全のためバイクを降りて手押しで行なう。女性ライダーはピンクのビブスを着用しているのだが、彼女たちの走りを妨害したらペナルティが与えられる

終盤になるとガス欠になるマシンが。ガソリンがギリギリの量しか入っていないため、ずっと全開だと完走は難しい。どこかに燃費走行も織り交ぜる必要がある

3回のピットインごとにお題が出される。パズル／ケン玉／ルービックキューブなどをクリアしなければレースに復帰できないので、メンバー総動員で取り組む

スーパーカブクラス始まる！

今年からスーパーカブクラスが新設される。クラッチ操作がいらないスーパーカブをサーキットで走らせるのは、ほかのバイクにはない楽しみと難しさがある。どんなレースになるか楽しみだ

開催概要

イベント名: 第2戦SEV杯レン耐4時間＆超初心者90分耐久
開催日: 2020年2月9日（日）
開催場所: 茨城県・筑波サーキットコース1000
主催: レン耐事務局

今後のレン耐スケジュール（2020年・上半期）

開催日	開催地（都道府県）	開催サーキット
3月1日（日）	埼玉県	サーキット秋ヶ瀬
3月8日（日）	熊本県	HSR九州ロードコース
3月15日（日）	山口県	ナチュラサーキット
4月5日（日）	岐阜県	明智ヒルトップ
4月12日（日）	新潟県	日本海間瀬サーキット
4月19日（日）	千葉県	茂原ツインサーキット
5月3日（日・祝）	茨城県	筑波サーキット
5月10日（日）	山形県	カートソレイユ最上川
5月24日（日）	群馬県	ハルナモータースポーツランド
5月31日（日）	埼玉県	テルル桶川スポーツランド
6月14日（日）	宮城県	スポーツランド菅生
6月28日（日）	北海道	新千歳モーターランド
7月5日（日）	新潟県	日本海間瀬サーキット
7月19日（日）	千葉県	袖ヶ浦フォレストレースウェイ
7月26日（日）	茨城県	筑波サーキット（真夏の6時間耐久）