メッツラーのスポーツツーリング用タイヤブランド“ROADTEC™”の名を冠したスクーター用タイヤが新登場

2020年7月9日

新型ROADTEC™スクーターでスクーター部門のタイヤラインナップを刷新

メッツラーはロードスポーツモデルのスポーツツーリング用タイヤブランドとして“ROADTEC™（ロードテック）”シリーズのタイヤをすでに発売して久しいが、その名を冠したスクーター用タイヤ“ROADTEC™ スクーター”（以下、ロードテックスクーターと表記）が新登場する。

このロードテックスクーターは10インチから16インチまでのホイールを採用するスクーター向けに新開発され、都市部や郊外のウエットやドライ、あるいはウエットからドライ、ドライからウエットといった多様な気象条件、路面状態に対応できるよう、高い順応性と汎用性を重視して設計。いわゆる全天候型グリップタイヤといえる。

設計にはスポーツツーリングタイヤROADTEC™01から数々のインスピレーションを得て、とくにすぐれたウエット性能と高いマイレージといった特徴をスクーター用として最適化させているとのこと。

最初にリリースされるロードテックスクーターのサイズ展開は実に48サイズ！現在、スクーター用としてメッツラーがラインナップしているFEELFREE™やME7 TEEN™といったラインナップを将来的にはロードテックスクーターで一本化する予定だ。これまでの同社製品と比較しても、ウエット路面でも低摩擦路面でも高いグリップを発揮し、広い温度範囲でも使用可能で、かつすぐれたハンドリングを追求することでスクーター用タイヤを選ぶ際、ユーザーが選択肢で悩むことがなくなるとメッツラーは説明している。

形状としては従来より丸みを帯びたプロファイルとなり、より軽量で柔軟性のある構造を採用。フットプリント面積の拡大でハンドリングが向上しているという。また、コンパウンドにはシリカを多量に含ませることでウエット性能を向上させたのもポイントとのことだ。

すでにいくつかのサイズは日本でも販売を開始。2021年1月までには順次、各サイズが揃ってくる格好だ。