雨や雪にも負けない高い機能性をアピール
ワークマンといえば、今ではバイクユーザーにも知名度が高くなってきたブランドだ。もともとワークマンといえば作業現場などで用いられる作業着メーカーだったが、近年は一般的なファッションシーンや一般アウトドアメーカーを意識したデザインモデルや、バイク用途を想定したような高機能モデルなど多角的なラインナップが充実しており、高い防水透湿性を備えた“イージス”シリーズなどはとくにバイクユーザーから注目を集めている。
そんなワークマンが2019年から開催しているのが“過酷ファッションショー”だ。一般的にファッションショーといえば、モデルが主催ブランドの最新アイテムを着飾ってステージでアピールする、というものだが、大雨や大雪といった厳しい悪天候をステージ上で再現して、その高い機能性や防水性などをアピールする、という一風変わった内容となっているのが特徴だ。
2019年に開催されてから注目を集めており、昨年もじつに160社以上が取材に訪れていた。ただ、今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から約半数の80社に限定。さらに撮影ポイントを制限するといった各種の密を避ける処置が加わっていた。それもありワークマン公式では動画のリアルタイム&アーカイブ配信を行なっていた。
さて、“過酷ファッションショー”とはいうものの、序盤はごく普通の、一般的なファッションショーと変わらないスタイル。まず筆頭にバイク用途のアイテム着用モデルが登場したほか、運動性や防寒・防水などの機能性にすぐれたアイテムを紹介。また、コートやブルゾンなど女性用アウター類はフェミニンなデザインを重視していたのが印象的だった。
そしてトークショーが終わると本番!?の過酷ファッションショーのスタート。激しいダンスに始まりボルタリング、SASUKEテイストの障害物越えでウエア類がいかに人の動きを阻害しないかをアピール。その後は人工的に大雨・大雪・風を作り出したり、床の一部に氷を張るといった仕組みのなかをモデルが各種アイテムを着用して登場。高い防水性・保温性といった機能面を大々的にアピール。今回は新型コロナウイルス感染症の感染対策として、ステージと撮影場所とは10m近く離れていたのだが、その距離でも大雨や大雪の再現時にはヒンヤリとした空気が伝わるほど。こういった催しはアウトドアメーカーはもちろんアパレルメーカーでも行なうことはまずない内容。それだけに機能性に対するワークマンの自信が伺えた。
それ以外にも展示会場内にはワークマン女子、イージス、フィールドコア、ファインドアウトなど、さまざまなワークマン製品がズラリ。いずれも機能的ながらファッション性を考慮された製品ばかりで、とくにアウトドア系アイテムやファッションに興味がある人には親和性が非常に高そうなアイテムが目立っていた。
機能性を証明するにはもってこいではあるが、なかなか他に例を見ない形式の“過酷ファッションショー”を中心としたワークマンの新作展示会。何よりもウエアに機能を求めるのなら打ってつけのアイテムばかりが発表された。ワーク/アウトドア系に興味がある人は注目だ。