新設計のV4エンジンを積んだムルティストラーダも期待高まる
ドゥカティはムルティストラーダのNEWモデルとして、V4エンジンを搭載した“ムルティストラーダ V4”の生産開始を発表。
また2018年にレーダーシステムをバイクに搭載すると発表していたドゥカティはついに、前方用/後方用レーダーセンサーを搭載したアドバンスト・ライダー・アシスタンス・システムをユーザーに提供する世界初のモーターサイクルとして世に送り出すという。
高度なアシスタンス・システムとして、バイク自体が周囲の交通状況を瞬時に検知することで、ライダーとバイクがより高い安全性と快適走行性を得ることが可能になり、また各レーダーセンサーは軽量でコンパクトに設計しバイクのデザインと一体化させ、見た目にもこだわっている。
前方に配置されたレーダーセンサーは「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」の作動を制御し、30~160㎞/hの速度で走行中に、前方車両との車間距離を一定に保つようアクセルとブレーキを自動的にコントロール。これは四輪から派生したシステムで、バイクの挙動および、人間工学を考慮しさらに進化を遂げているのでライダーがどのような状況でも車両を常にコントロールできるよう、減速と加速の制御の介入は一定レベルを超えることなく制限。高速道路を利用したロングツーリングにおいては、より快適なライディングを可能にする。
また後方レーダーセンサーはミラーには映らないライダーの死角に来た車両を検知して、ライダーに警告を促すことを可能とした。これを「ブラインド・スポット・ディテクション(BSD)」と呼び、後方から猛スピードで接近してくる車両の存在もライダーに通知されるようになっている。
前車追走はDUCATIが初!サイドビューアシストはBMWが実装していた!
BMWの2017年モデルC 650 GTにはポッシュが開発した世界初の二輪車向けサイドビューアシスト機能を採用。ライダーの死角となり、ミラーで確認できない範囲に車両が接近すると、サイドミラー近くに警告灯を点灯させ視覚でお知らせしてくれるのだ。しかし前車追走アシストはDUCATIが初の実装となり、もはや4輪車と変わらないほどのアシスト機能ということで期待が高まる。
軽量でコンパクトなV4エンジンを完全新設計となり、スポーティな走りを犠牲にすることなくアドべツーリング=冒険の旅のニーズを満たすよう開発。この新しいエンジンに関する詳細は10月15日(イタリア現地時間)に公開され、また更なるバイクについての詳細は11月4日(イタリア現地時間)に正式発表されるとのことだ。
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