Ninja H2 SXシリーズ3車種にリコールの届け出。最悪時にはエンジンがロックする恐れあり

Ninja H2 SX SE

平成31年1月8日から令和元年12月12日までに製造された1,889台が対象

川崎重工から令和2年11月2日、国土交通大臣に対してリコールの届出があったと発表された。

 

対象となる車種はNinja H2 SX、Ninja H2 SX SE、Ninja H2 SX SE+の3車種で、不具合が発生したのは動力伝達装置(トランスミッションギヤ)。

 

動力伝達装置はエレクトロニックコントロールユニット(ECU)のエンジン制御プログラムが不適切なため、変速ギヤが噛み合わない場合にエンジン回転数が急激に上昇し、再度つながる際にギヤに高い衝撃力が加わることがある。そのため、アウトプットギヤが破損して変速できなくなり、最悪の場合、ギヤの破片が噛み込みエンジンがロックするおそれがある。

 

対策としては全車両、エレクトロニックコントロールユニット(ECU)のエンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換えるとのこと。

 

11月2日現在、2件の不具合が確認されている。

 

リコール対象車の車台番号はZXT02A-000800〜ZXT02A-009711。製造期間は平成31年1月8日から令和元年12月12日までに製造された1,889台が対象となる。

 

リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれている場合があるので、Ninja H2 SXシリーズオーナーは下記ウェブサイトの車台番号検索かカワサキに確認していただきたい。

カワサキモータースジャパン『リコール情報 : Ninja H2 SX・Ninja H2 SX SE・Ninja H2 SX SE+(2020年11月2日届出)』

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