3月4日、スズキは国土交通省に改善対策の届け出を行なった。
対象となるのはレッツ(型式:2BH-CA4AA)とアドレスV50(型式:2BH-CA4BA)の2車種となる。
不具合が発生したのは原動機(エンジン制御コンピュータ)で、エンジン制御コンピュータにおいて、制御プログラムが不適切なため以下の状況が発生する恐れがある。
- 燃焼室にカーボンが堆積し、その一部が剥がれ落ち、排気バルブまたは吸気バルブのシート面に噛み込むことがある。そのため圧縮不足となり、停止直前のエンストやエンジン始動不良となるおそれがある。
- スロットルを開けて始動した場合、エンジンの点火制御が適切に行われず、発進時または減速後の再加速時にエンストを起こすおそれがある。
対策として全車両、エンジン制御コンピュータを対策品と交換する。
不具合は市場からの情報で発見され、3月4日までに86件の不具合が確認されている。この不具合を起因とする事故は軽傷1件の発生が確認されている。
対象となるレッツの車台番号はCA4AA-165865〜CA4AA-215006で、該当する車両が製作された期間は平成29年9月11日〜令和2年12月1日。対象台数は4万8,281台となる。
アドレスV50の車台番号はCA4BA-116721〜CA4BA-131330で、該当する車両が製作された期間は平成29年9月6日〜令和2年11月18日。対象台数は1万4,607台だ。
なお、リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があるので、詳しくは最寄りのスズキ販売店に問い合わせいただくか、下記ススギウェブサイトで対象車両検索を行なっていただきたい。
国土交通省『改善対策の届出について(スズキ レッツ 他)』(2021年3月4日)スズキ『リコール・改善対策・サービスキャンペーン 対象車両検索 【二輪車・四輪車】』
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