KTMジャパンは3月31日、国土交通省にリコールの届け出を行なったと発表した。
対象となるのは1290SUPER DUKE R。不具合が発生した部位は車体(リアエンド下部パネル)で、リアエンド下部パネルにおいて、形状が不適切なため、走行振動によりメインワイヤーハーネスが当該パネルに接触することがある。そのため、当該ハーネスの被膜が破れ、ハーネス内の配線が短絡し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し再始動できなくなる、または火災に至るおそれがあるとのこと。
対策として全車両、メインワイヤーハーネスの配索を修正し、リアエンド下部パネルに対策加工を行なう。なお、メインワイヤーハーネスの損傷状況を点検し、必要に応じて修正を行なう。
改善実施済車には、車台番号近傍に「外-3194」のステッカーを貼付する。
本件はオーストリア本国からの情報で不具合が発見された。不具合の報告、および不具合を起因とする事故はまた発生していない。
対象となる車台番号はVBKV39402LM921904〜VBKV39408LM929988で、製作された期間は令和元年12月10日〜令和2年7月29日となる。対象台数は174台だ。
なおリコール対象車の車台番号の範囲は、対象とならない車両も含まれている場合があるので、1290SUPER DUKE Rのオーナーは車台番号を確認後、KTMジャパンに確認いただきたい。また使用者にはダイレクトメールにて通知されるとのことだ。
国土交通省『リコールの届出について(KTM 1290SUPER DUKE R)』(令和3年3月31日)
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