公道走行も可能! 20台限定で受注販売予定
1975年に放送されたアニメ『勇者ライディーン』に登場した「スパーカー」をご存知だろうか? 主人公・ひびき洸が、巨大ロボット「ライディーン」への「フェードイン」時に乗っていたバイクだ。リアルタイム世代なら、自転車に乗ってジャンプし、フェードインの真似をしてみたことが一度はあるのでは?
現在、そんな憧れのスパーカーを、公道も走行可能な形で実車化するプロジェクトが、アニメ・キャラクターグッズを手掛けるエムズファクトリー (松本商事) によって進められている。
3月末に秋葉原で開催された「エムズファクトリー 熱血感謝祭」で、実車化のプロトタイプとなるモックアップバージョンが初披露され、今週末の4月18日(日)までは「ボークス秋葉原ホビー天国」の『勇者ライディーン』特設コーナーに展示中だ。
そもそも、なぜスパーカーなのか? という辺りから、エムズファクトリーの担当者に訪ねてみると、そこは「スタッフの中に『勇者ライディーン』の大ファンがいたから」というシンプルな理由。前出のイベント「熱血感謝祭」用のグッズ制作とあわせて、憧れの「スパーカー」も実車として再現してみようということになり、テストライダー経験のあるスタッフも参加して開発が進められたとか。
ベースとなっているのは、ヤマハ・YZF-R125。ダブルヘッドライト搭載車のため、ライディーン同様に鷲をモチーフとしたスパーカーのフロントカウルからのぞく両目にそのまま活かせる…といった理由で決定。中古車扱いの逆輸入品にカスタムされた外装を装着することで、現代風な解釈にはなりつつもアニメの作中イメージを損なわずに再現している。今後はさらにブラッシュアップを重ね、「完成バージョン」の受注販売を限定20台で受け付ける予定。価格は88万円(税込) と案外リーズナブル?
今週末、18日(日)までのボークス秋葉原での展示が終わった後は、しばらく展示の予定はないということなので、実物を見てみたい!という人はお忘れなく、お早めに!
今後は、現在の「モックアップバージョン」から改修を進め、6月に洞爺湖で開催予定のアニメイベントにて、あらためて「完成バージョン」をお披露目する予定。当初は4月に受注を開始し5月中に〆切の予定だったが、そのイベントのタイミングでの受注開始となるそうだ。ただ、早ければ8月に納品、という線は変えずに進めていくとのこと。
なお、完成バージョンでは、カスタムパーツの脱着により、ベースのYZF-R125そのものの状態、展示用、公道走行用という3つ形態を取れるようにしたいとのこと。リアのジェットエンジンも大型化され、公道走行時にはリアカウルに直接装着された状態にできるようになるとか。
現状でもインパクト十分だが、さらにカッコよくなりそうな、この実車化スパーカー。アニメで見て憧れていたという人は、プロジェクトの今後の展開を要チェック!
(昭和40/50年男 “Web担当A”)