ドゥカティ・Xディアベル/Sにリコールの届け出。最悪時には走行中にエンジン停止のおそれあり

ドゥカティジャパンは5月18日、国土交通省にリコールの届け出を行なった。

 

対象となるのはXディアベル/Sで、不具合が発生した部位はサイドスタンド固定ブラケット。

 

サイドスタンド固定ブラケットにおいて、耐久性が不足しているため、ブラケット部の変形もしくは破損することがある。そのため、サイドスタンドを掛けて停車中にブラケット部が変形し車両が倒れるおそれがある。また、ブラケットが破断することでサイドスタンドが脱落すると、走行中にサイドスタンドスイッチの配線が引っ張られて損傷し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあると発表している。

 

対策として全車両、サイドスタンド固定ブラケット並びにサイドスタンドアームとスプリングプレートを対策品に交換する。なお、サイドスタンドスイッチの配線が損傷している場合は、新品と交換する。

 

不具合は本社からの情報により発見され、不具合の報告件数は18件。不具合を起因とする事故は発生していない。

 

使用者にはダイレクトメールなどで告知され、改善実施車両にはフレームヘッド左側に外-3216のステッカーを貼付する。

 

対象となる車両の通称名と車台番号、製作期間、台数は以下のとおり。

XDiavel

• 車台番号：ZDMGA01JAGB002055〜ZDMGA01JAHB007959
• 製作期間：平成28年3月23日〜平成29年6月30日
• リコール対象車両台数：122台

XDiavel S

• 車台番号：ZDMGA01JAGB001886〜ZDMGA01JAHB006417
• 製作期間：平成28年3月23日〜平成28年11月21日
• リコール対象車両台数：221台

なお、リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる場合があるので、オーナーは早急に最寄りのドゥカティジャパンネットワーク店に相談いただきたい。

国土交通省『リコールの届出について（ドゥカティ　XDiavel S　他）』(令和3年5月18日)