一般は1,000円で観戦できるアマチュアレース!
7月17日(土)に筑波サーキット コース2000で開催した“筑波ツーリストトロフィー in July”の開催レポートをお届け!
筑波ツーリストトロフィー(以下筑波TT)は、4、7、9月の年間3戦行なわれるアマチュアレース(日本語だと草レース)。参加資格はMFJのライセンスなどを取得し、レース走行にふさわしい装備とバイクを整えれられること。
バイクの排気量やエンジンによってクラス分けもされており、ショップのガチ系の人もいれば人生初めてのレースという人も多く、友人や家族などがレースのサポートに加わるなど楽しみ方はさまざまなのだ。
また一般も1,000円で観戦できるとあって、レース観戦目的で来るライダーも多い。
アマチュアとはいえど出場台数も多いので迫力があり、レース展開は見ている者をワクワクさせ、時には大きな転倒などハラハラする場面にも遭遇する。
17日に行なわれた筑波TTは暑さの影響とコロナ禍ということもあってか、以前より来場人数と出場ライダーがやや少ないように感じた。
しかしレースはいつもと変わらず熱い展開を繰り広げ、人生初レースで表彰台入りするライダーや、転倒しながらも表彰台のトップに上がったライダーもいた。
筑波サーキットで見つけた女性たち
そんなレースを盛り上げていたライダーのほかに、レースに花をそえていたのは筑波サーキットクイーン。
今回は浴衣での登場となり、空いている時間には趣味の動画撮影をする場面にも遭遇し、写真撮影にも快く応じてくれた。
次に紹介するのは、昨年9月に行なわれた筑波TT in SEPTEMBERのNB(ノーマルビッグバイク)クラスで、予選1位、決勝2位と活躍し、1分1秒826のベストタイムでクラス卒業基準タイムをクリアした女性ライダーのまいさん。
その時のレース車両はピンクと白のラッピングがひときわ目を引いていたBMWのS1000RR。
今回の筑波TTではこのマシンを赤と白に衣替えし、パートナーが同じくNBクラスへと出場し、まいさんはピットクルー兼レースクイーンとしてサポートに徹していた。予選2位、決勝は3位という結果だったが、そろって筑波TTで表彰台に上るというとんでもないカップルが世の中にはいるものだ。
さらに次回筑波TTに参戦を考えているという女性ライダーにも出会った。
まいさんと同じチームのサポートを行ない、同じくパートナーがNBクラスに出場。彼女は別のサーキットで好タイムを叩きだしているとのことで、9月開催の筑波TTの注目ポイントの1つになるのではないだろうか。
筑波TTを支える人と車
レースでは不測の事態に多くの人々が備えることで安全が守られている。
中でも気になって仕方ないのが、アクシデントが発生した際などにコースに入って競技車両にスローダウンと隊列走行を促すセーフティーカー。トヨタの新型スープラが採用されており、一度でいいから助手席に乗せてもらえたら…なんて考えたこともある。
ライダーがコース内で転倒した際に出動するのはレッカー車。
転倒した車両を荷台に乗せ、自力で歩ける程度のライダーはバイクと一緒にパドックへ運ばれていく。
このほかにもケガの程度によっては救急車が出動したり、コース上にオイルや土が撒かれてしまった際に清掃するクルマなどもあり、オレンジ色のツナギを着たマーシャルたちが迅速な対応を行なうことでレースはスムーズに進行。こうしたレースを支える多くの人やクルマがあってこそ、モータースポーツは成り立っているのだ。
観戦するならココがおススメ!
筑波サーキット コース2000でレースを観戦したい!けどドコで観ればいいかわからないという人にお勧めスポットを紹介しよう!コース図上に割り振られているナンバーと照らし合わせて、観戦する際の参考にしてみてほしい。
1 レーススタート、ゴールを見るならココ!
第1コーナーまでを上から見ることができ、緊張感が伝わってくるスタートや感動的なゴールシーンなどが観られる。
2 大迫力のコーナーIN側を近距離で!
ホームストレートを通過後に最初の第1コーナー。IN側はフェンス越しになるが、かなりの近距離で通過していくのを見られる大迫力のスポット。
3 撮影にもおススメ!マシンをしっかり見られる
第1コーナーの立ち上がり、S字からダンロップコーナーの進入まで見られる第1ヘアピンスタンド付近。スタンドからコースまでが比較的近く、ライダーはマシンの速度を落とすポイントで車両をじっくり観察できる。
4 歩くとちょっと遠い!でも見応え十分!
コース2000の中ではもっとも奥側に位置するスタンドからは、ダンロップコーナーやアジアコーナー、第2ヘアピンへ駆け抜けるライダーの後ろ姿などが観られるスポット。スタンドの下には芝生エリアもあるので、疲れたら昼寝もできちゃう!?
5 デカいダンロップアーチが目印!
ダンロップコーナーのアウト側にあるダンロップスタンドからは、第1ヘアピンの立ち上がりやアジアコーナーの進入まで見ることが可能。ここへのアクセスは、第1コーナー下のトンネルをくぐった先を右へひたすら歩いた先のBパドック付近となっているので、ココでの観戦は筑波サーキットに到着した直後などがオススメ!
6 200㎞/h近い速度で迫ってくる大迫力ポイント
最終コーナースタンドでは第2ヘアピンから立ち上がりフル加速した車両が200㎞/h越えで迫り、高速で進入する最終コーナーからホームストレートまでの区間を一望できる。複合コーナーでもあることからライダーのテクニックも求められ、最大の勝負所でもある。
見ている側も息をのむ緊迫感と迫力に圧倒されること間違いなし!
筑波 コース2000で開催するレースは!
9月11日(土)筑波ツーリストトロフィー in SEPTEMBER
10月9日(土)筑波ロードレース選手権シリーズ 第4戦
11月6、7日 テイスト・オブ・ツクバ KAGURADUKI STAGE
レースのほかにも走行会なども開催しており、中には見学できるものもあるので気になる人は筑波サーキットホームページからチェックしてみよう。
- 施設名
- 筑波サーキット
- 住所
- 茨城県下妻市村岡乙159
- TEL
- 0296-44-3146
- HP
- https://www.tsukuba-circuit.jp