GoPro HERO 9 Blackの実力をチェック!
今やスマートフォンの普及で、日本1億2,500万人総カメラマン(かなり言いすぎたか…)というくらい誰もが気軽に静止画・動画問わず撮影する時代になった。そんな中、ライダーの動画撮影率も高まっており、その要因の一つがアクションカメラ、ウェアラブルカメラと呼ばれる身につけられるコンパクトな動画撮影可能なカメラが出回ったことである。その代表的なモデルがGoPro(ゴープロ)のHERO(ヒーロー)だ。
ご存知の人も少なくないと思うのだが、このHERO、人気バイクのモデルチェンジと同じように定期的にバージョンアップしており、つい先日、HERO10がラインナップに加わった。この10が加わったことで、現在のラインナップは、HERO8 Black、HERO9 Black、HERO10 Blackの3機種となる。
で、そこそこいいペースでアップデートされるHEROシリーズ、古いモデルと新しいモデルでそんなに差があるのか気になって調べてみた。比較したのは、HERO9 Blackとすでにラインナップから外れているHERO6 Blackだ。
もったいぶらず結論からいえば、圧倒的に9がいい。ライダーにとって一番のポイントは、HyperSmooth3.0の進化したスタビライズだ。とにかくスムーズ。バイクのエンジンガードににアームを使ってカメラを固定した時の差を見てほしい。撮影しているバイクの振動が一切感じられない。旧モデルを使っている人は買い換えたくなるでしょ。
サイズは、9のほうが一回り大きい。それでも50.8×71.8×33.6(㎜)で、6にフォールディングフィンガー付きのフレームを装着するとほぼ同じ大きさだ。9の重さは電池を装着して158g。6はフレーム付きで144gとなり、手で持った感覚はほとんど変わらない。
背面のタッチスクリーンは6に比べてかなり大きくなっているのと、表示の仕方が変わってかなり操作はしやすい。ただ、録画サイズなどさまざまなパフォーマンスが上がったために電池の減りも早いように感じる。長時間の録画をするのならば、そのあたりの対策は忘れずに。
バイクで使うならオススメしたいメディアモジュラー
バイクの動画を撮影した人ならわかると思うけれど、走行風によって生じる風切り音をどのようになくすかが非常に頭を悩ませるところだ。ところが、このメディアモジュラーの指向性マイクによって、ほぼ走行風がカットできるのだ。こちらも参考動画をどうぞ。
HERO10 & HERO9カメラメディアモジュラー 製品詳細ページ
というわけで、技術の進歩ってすごいなぁと思ったレポートでした。