2021年11月25日から28にかけてイタリア・ミラノで開催される世界最大の二輪展示会EICMA2021にて、ヤマハは展示するラインナップを発表している。主な発表車種はMT-10/SPとTMAX/Tech MAXだ。
2022年モデルのMT-10は2022年2月に、上位モデルとしてアップデートしたオーリンズ製電子制御サスペンション、アンダーカバーなどを装備したMT-10 SPは2022年中頃にヨーロッパ市場で発売予定となっており、国内には2022年秋以降に導入予定となっている。モデルチェンジによって(1)吸排気系を見直し、EU5適合化と出力アップを図ったエンジン、(2)操る悦びを体感できるサウンドデザイン、(3)トラクションコントロールやスライドコントロールシステムなど、IMU(Inertial Measurement Unit)搭載による高精度な各種電子制御、(4)設定した速度に最高速度を制限できる当社初採用のYVSL(Yamaha variable speed limiter)、(5)滑らかなシフトアップ&ダウンが可能なクイックシフター、(6)次世代のMTシリーズ最高峰モデルに相応しい風格とシリアスなスタイリングを追求したデザイン、といった変更が加わっている。
TMAXとクルーズコントロールシステム、電動調整式スクリーン、グリップウォーマー、メインシートヒーター、調整機能付きリアサスペンション、夜間の視認をサポートする光るスイッチ(一部「TMAX」にも採用)を搭載し、快適性を高めた上位モデルTMAX tech MAXはともに2022年3月にヨーロッパ市場向けに発売を開始し、日本には2022年夏以降に発売を予定しているモデルとなる。2022年モデルは、“Maximize the Moment”をコンセプトに開発されており、新たな特徴は、(1)「TMAX」」らしいスポーティさを受け継ぎながら一回りコンパクトになったオールニューのスタイリング、(2)スマートフォンと接続し、ツーリングの楽しさを拡張する7インチ高輝度TFTカラーディスプレイ、(3)10本スポークの軽量“SPINFORGED WHEEL(スピンフォージドホイール)”と新タイヤの採用、サスペンションセッティング変更による走行性能の向上、(4)走行性能に調和させた、新ライディングポジション、(5)ボタンプッシュで3段階調整(±15㎜)可能なアジャスト式バックレスト、(6)ヤマハ初の電動タンクキャップなどエルゴノミクスに配慮した新しい機能・装備、(7)整数倍音に着目したサウンドチューニング、などとなる。
そのほかにも2022年モデルを中心に各種モデルを幅広く展示する予定となっている。すでに11月23・24日には一般公開に先立ってプレス向けに先行公開されているが、テネレ700、XSR700、YZF-R7なども展示されていたのを確認できた。
新情報は一般公開日の25日以降にも入り次第ご紹介する予定だ。
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