いよいよ3月5日(土)から、2022年のMotoGPが開幕だ~!
昨年のシーズンは残念ながら、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受け、延期や中止となってしまったレースもあった。
そんななか今年は規模拡大され、なんと21戦を予定。どんな熱いドラマが生まれるのか今から楽しみで眠れない!?
さてさて、タンデムスタイル&レディスバイク編集部ではさっそくMotoGPクラス参戦が決定している、中上貴晶選手(LCR Honda IDEMITSU)の独占インタビューを決行。今シーズンにかける中上選手の想いをバッチリ聞いてみたぞ。
(インタビュー・川元浩二)
◆開幕に向けて意気込みは。
中上選手:「2022年のMotoGPクラスは今までより多い21戦となるので、いろいろなサーキットや環境で走れることをうれしく思います。もちろん初戦カタールから表彰台を目指していくつもりです」
◆10月の日本GPに向けて。
中上選手:「“凱旋帰国”として、期待してもらえるような状態でもてぎに帰って来たいですね。2年間日本GPがなくて、残念だったし、とても悔しかったので、やっと日本GPに戻ってこれるという気持ちです。自分自身、(上位リザルトにいるような)いい状態でもてぎを走りたいし、多くの方々がそれを待ってくれていると感じています。だから日本GPでは、本当にたくさんの人にサーキットに来てもらいたいです。そして、ファンと一体となって結果を出したいと思っています。10月は後半戦となっているので、“チャンピオン争いをしている順位”でもてぎを走りたいと思っています」
◆車両について。
中上選手:「昨年11月末にスペイン・ヘレスサーキットで2日間の合同テストがあり、新型バイクのテスト機会をもらえて乗りました。第一印象は、“全然ちがうバイクだな”と。もちろん外から見ても変えてきたとわかる状態だったのですが、乗ってみるとまず自分の知っているホンダのバイクじゃない、っていう印象が正直あって。さらに走り込んでいったときに、2021年型はリヤのグリップが不足している感覚がネックだったのですが、それがすごく改善されている。もちろんそれにともなって全体のバランスも調整されており、少しとまどいましたが加速もよくなっているし、エンジンパフォーマンスもパッと乗っただけでよくなっていると感じられるし。高いポテンシャルを感じました。1/1000秒を競っていて、そこで本当に順位が変わってしまう世界なので…。リヤのグリップ不足感を改善してもらったことで、グリップから加速をよくしてトップスピードにつなげていくという流れができてくるので、必然的にいい方向になっているのではないかと思っています」
◆2022年シーズンに向けての抱負をお願いします!
中上選手:「2020年は新型コロナウィルスの影響で半分ずれてのスタートでした。2021年だいぶ状況がよくなり、日本以外のサーキットでも開催されるようになりましたが、まだまだ延期・中止がありましたので…。今年はスケジュールどおり開催されること、今までより長い21戦で、いろいろな環境でレースしたい!という気持ちがあるので、いつもより多くレースできること自体はおおいに“ウェルカム!”という思いです。まずは、カタールチャンピオン目指してがんばります!
中上選手、インタビューへのご協力ありがとうございました!
ご活躍を期待しています!
そして10月のもてぎで会いましょう。
タンデムスタイル読者へのスペシャルメッセージも!
中上貴晶 profile
千葉県出身。4歳からポケバイに乗る。2004年からロードレースにデビューし、14歳のとき全日本ロードレース選手権(JRR)GP125クラスで全戦全勝を果たし、最年少チャンピオンに輝く(同クラス最年少優勝記録も更新)。2008年からMotoGPの125ccクラスにフル参戦。
また、2022年3月7日(月)発売の姉妹誌『レディスバイク』Vol.88では、スポーツ専門チャンネル・日テレジータスのMoto3実況アナウンサー・久野静香さんのインタビュー記事も掲載! 巻頭特集“カッコいいライダーとは?”について語ってくれている。 レース好きなら、コチラもチェックしてみよう。