タイヤ交換時期は溝がなくなった時だけじゃない!
ライダーの皆さんはタイヤ交換のタイミングはご存じだろうか。
おそらくスリップサインという言葉を知っている人はそれを目安にしている人が多いはず。とはいえ今回ご紹介するのはスリップサインだけが目安というわけではないタイヤの交換タイミングをPart.1からPart.3に分けてご紹介していきたいと思う。
◇タイヤ寿命を決める要因と一般的なタイヤ寿命
タイヤの寿命を判断する基準として年数と距離がある。タイヤの種類によって寿命は異なりハイグリップタイヤという類のものだと3,000㎞~5,000㎞というものもある。だが今回はツーリングユーザー向けタイヤを基準とすると3年から5年、もしくは1万㎞~2万㎞のあいだを目安とするのが一般的だ。
そしてタイヤの寿命を決める要因は大きく3つに分けられる。
1)タイヤ溝(パターン)のすり減り
2)材質劣化
3)アクシデントによるパンクなどの破損
タイヤ溝のすり減りに関しては、先述したスリップサインというものをチェックするのが一番分かりやすく、タイヤには△マークが記されており、これの延長線上にあるタイヤの溝をよく見ると突出した部分が出現するので一度チェックしてみてほしい。
摩耗が進行すると溝が浅くなりスリップサインである突起部分と溝の高さに差異がなくなる。表面に現れた段階では残りの溝の深さは0.8㎜。これは道路運送車両法に定められている深さに達したということになり、車検が必要なバイクでは車検に通らないので注意が必要だ。
Part.2ではタイヤの劣化について紹介していくので、ぜひともチェックしてみてほしい。