ホンダは第49回東京モーターサイクルショーに、先だって開催された第38回大阪モーターサイクルショー2022で世界初公開となった「HAWK 11」と「DAX125」を中心に、最新モデルを多数展示。
HAWK 11
HAWK 11は水冷4ストロークOHC並列2気筒・1082㏄エンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載したスポーツモデル。ハイスペック志向ではなく、スポーティで軽快な走りを楽しみたいというニーズに応じて設計された新型モデルとなる。とはいえ装備類もフロントフォークは倒立タイプ、フロントキャリパーはラジアルマウント方式、ホイールは軽量な細形スポークを採用し、電子装備類はスロットルバイワイヤ、切り替え可能なライディングモードを搭載。軽快なハンドリングが得られるキャスター角とするなど、ハイレベルな走行性能が追求されている。車高自体は低い印象だ。
DAX125
DAX125は「タンデムで休日を楽しむ」というコンセプトで登場。1969年登場のダックスシリーズ同様に特徴的な鋼板プレス製のバックボーンフレームに、アップタイプのマフラーや丸形ヘッドライト、二人乗りにも配慮した形状のダブルシートを採用するが、復刻ではなく現在の技術で再構築し直したモデルという位置づけとなる。原付二種モデルとしてはモンキー125やCT125・ハンターカブなどをラインナップするホンダだが、新たな選択肢が増えた格好だ。
CBR1000RR-R
レースカテゴリーに囚わない排気量を選択しつつハイレベルなスポーツ走行を楽しむための、レーサーレプリカではないスポーツモデル=スーパースポーツ。その嚆矢となったのは初代CBR900RRの存在だ。その生誕30周年を記念したCBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th ANNIVERSARYも展示。今ではスーパースポーツモデルがレースベース車として選ばれるようになったが、バイクを思いどおりに操る楽しさを提供する、というコンセプトはCBRブランドに連綿として息づいている。その息吹をみなさんにも感じていただきたい。
GB350/S
2021年に国内販売を開始した、インド生まれのGB350/S。新開発エンジンではあるが空冷単気筒を採用し、見た目も非常にオーソドックスなスタイル。昨今の電子制御満載のハイテクモデルとは対照的な存在ともいえるが、瞬く間に大人気となったモデルだ。エンジン内部のバランサーで振動を抑制したり歯切れがいい排気サウンドを追求するなど、バイクの本質的な楽しみ方にこだわった1台だ。
その他にも最新モデル・最新カラーの車両を多数展示しているホンダブースは西4-02だ。
なお、まん延防止等重点措置は3月21日付で全国的に解除されているが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、入場には制限が設けられている。ブース入場時にも手指の消毒が推奨されているので、ぜひご協力を。
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