雪景色に囲まれた撮影現場

今回の特集ではいろいろなチョイテクを紹介しているのですが、冒頭の「取りまわし&低速域編」での裏話を紹介します。

このコーナーを担当したのは、タンスタ編集部のアニキ的存在であるKAZU中西さん(撮影日にはボクも同行していました)。ロケ地はKAZUさんの地元である伊豆エリアだったのですが…。気候の温暖な伊豆とはいえ、今年は記録的な豪雪の年ですから。伊豆だって、標高の高いところには雪が積もることもあるわけです。ちょうどロケ日も、何日か前に雪が降ったというタイミングで、ロケを予定していた西伊豆スカイラインの状況は未知数。「ひとまず、注意しながらじわじわと上がっていきましょうか」という感じで、恐る恐るのロケだったんですよ。

実際、標高の高いところにさしかかってくると、道路脇には雪が…。幸い道路の路面は乾いた状態でしたが、安心はできません。この雪が日中に溶けだして路面に流れ出たりすると、夜間に凍結することも考えられるわけです。「ブラインドコーナーの先が凍結」という可能性も十分あるわけで、かなりビクビクしながら西伊豆スカイラインを上がっていきました。

まぁ結果的には無事に撮影ができたのですけど、それにしてもこのロケは寒かったー! 編集部からの行き帰り、実はボクはバイクで移動していたのですが、まぁ寒いこと寒いこと! この仕事をするようになってから10年以上経ちますが、間違いなく5本の指に入るほど寒いロケでした。帰り道には、東名高速中井パーキングにピットイン。まったくお腹が空いていなかったにもかかわらず、ただ体を温めるためだけに、うどんを食べました。誌面の写真にもなんとなく「寒そう」という雰囲気は漂っているかもしれませんが、「もうホント、ヤバいくらい寒かったんです!」という裏話を、ここに書き残しておこうかと思います。



西伊豆スカイラインの入口にて。路肩の雪景色を見て「とりあえず一旦止まろう」と思うボクら。何事も、様子見や下見は大事です。トライアル選手も、いきなりセクションにチャレンジしませんからね



「うーむ、これは…。見事なまでの雪ですねぇ」と、当たり前すぎる言葉をつぶやくボク。とりあえず、ザクザクしてます



で、吹っ切れた後はピースサインしかありません。さぁ、今日の撮影は無事に終わるのか? ページを作ることはできるのか? 心配ごとは尽きないけれど、とりあえず笑っとこう



「標高の高いところは全部冠雪しているのでは…」と思いきや、とりあえず大丈夫でした。ただ、状況的にはまさに「寒風吹きすさぶ」という言葉がピッタリ。チャキチャキ撮影して、早く終わらせよう! そうしよう!



撮影後は、修善寺に降りてきて遅めの昼ご飯(ラーメン屋に入りました!)。ちなみに左は、本誌での撮影をお願いした関野カメラマンです


 

ちなみに、ここで紹介している写真はすべてKAZUさんが撮影したもの。KAZUさん、大変なロケでしたがありがとうございましたー!

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