さぁ、連載2回目です。今回の目的地は愛媛県松山市。司馬遼太郎の『坂の上の雲』をテーマとしつつ、周辺の観光地もたっぷりと楽しむ盛りだくさんのコースをたどってみました。「坂の上の雲なんて読んだことないよ」という人でも楽しめると思いますので、ぜひ誌面もご覧くださいね。
そして! webの方では今回から“動画カメラ”を導入してみましたよ。…といってもまぁ、誌面用の撮影の合間にハンディカメラで録画しているだけです。最初から「舞台裏用」として割り切って撮影しているので、手ブレなどはご勘弁ください。ただ、動画も合わせて見てもらえれば、旅の臨場感も高まるんじゃないかと思います。
愛媛までのルートはいろいろあると思いますが、今回は東京〜徳島〜北九州間を結ぶ、“オーシャン東九フェリー”を使って、まずは徳島入り。東京のフェリー港はお台場にあるので、使いやすいんですよね
ちなみに…。“オーシャン東九フェリー”の利用情報
- 徳島〜東京の旅客運賃(片道)
1万200円(スタンダードフェリー2等室)
1万2,240円(カジュアルフェリー2等寝台)
※H25.1.1〜3.31の料金
※北九州〜徳島、北九州〜東京の間ももちろん利用可能
- 徳島〜東京のバイク料金(片道)
5,640円(原付)
8,450円(750cc未満)
1万1,270円(750cc以上)
※H25.1.1〜3.31の料金
詳細はhttp://www.otf.jp
カメラテストも兼ねて、まずは動画一発目。フェリーが和歌山県の突端、潮岬を通過する際に船室から撮ってみました。さぁ、ここを越えれば四国ももうすぐ!
調子に乗って、甲板からも動画を撮影してみました。素人感丸出しのレポーターが何かしゃべってますが、まぁ笑ってやってください。何はともあれ、海が静かだといいですよね
…というわけで、長旅の末にやって来ました松山市。松山といえば、やっぱり全国的に有名なのが“道後温泉”ですよね。道後温泉本館の建物は、松山のシンボル的存在です
松山市街には路面電車が走っているんですが、その中のいくつかは蒸気機関車タイプなのです。かつて使用されていたホンモノの機関車をベースにして、ディーゼルエンジンに換装しているそうですよ。“坊ちゃん列車”という愛称で呼ばれています
誌面でも“坊ちゃん列車”との併走写真を使っていますが、これは別バージョン。蒸気機関車のわりに、けっこうかわいらしいサイズだというのがわかるんじゃないかなぁ
『坂の上の雲』の主要な登場人物の一人でもある、正岡子規。松山には“子規記念博物館”というのもあります。誌面ではあんまり子規のことは触れられなかったけれど、ちゃんとココにも立ち寄りましたよ
若き日の子規と一緒に記念撮影。ちなみにボク、正岡子規の句は好きです。子規は“客観写生”という形式を確立したそうですが、シンプルでボクは好きです
道後温泉と並ぶ松山のシンボル、松山城。松山城は、近代に復元されたモノじゃないんです。“現存12天守”の一つなんです! 見てくださいよこの石垣。スゴくないですか!?
どれもこれも、“ホンモノ”の重厚さがただよっています。ちなみにこの天守閣、1854年に建てられたもの。150年以上も昔か…
松山城は小高い丘の上に建っているのだけど、リフトやロープウェーがあるので観光はラクラク。ちなみにロケ時、リフトの一つにはサンタクロース(の人形)が乗っていて、ちょっと笑わせてもらいました
松山市の沖合いに浮かぶ島、“忽那(くつな)諸島”にも寄り道したのです。こんな小型フェリーに乗るのです
訪れたのは、忽那諸島の中では一番大きな“中島(なかじま)”という島。夕暮れどきのどかな雰囲気の中で、ちょっと動画カメラを回してみました
中島からの帰り道。おみやげのみかんを食べながら、しばし船に揺られます。やっぱりこの時期、愛媛に訪れたからにはみかんを食べなきゃダメ!
そしていよいよ旅は、今回のメインテーマ『坂の上の雲』について掘り下げていくことになります。まず訪れておきたいのは、“坂の上の雲ミュージアム”ですね
でもって、“秋山兄弟生誕地”もまた、必須のスポット。貴重な資料がたくさんあるし、ガイドの方に詳しい話も聞くことができます
ロシアのコサック騎兵と互角に戦い、“日本騎兵の父”とも呼ばれる、秋山好古(よしふる)
日本海海戦では参謀を務め、ロシアのバルチック艦隊を破った秋山真之(さねゆき)
撮影の合間に、今回の旅の相棒、SR400をなめ回すように(?)撮影してみました。やっぱり、いいバイクなんですわコイツってば
by キッシー672013/1/7 16:46
タンスタwebを初めて拝見しました。特にマンボサイトーさんの制作現場は、どれもおもしろく、興味深いものです。なかでも’カプセルナンバ’情報や松山のフェリー情報などは、ありがたい情報だと思います。誌面での記事よりもこのwebのほうがおもしろい写真やコメントが多いと思います。マンボサイトーさん、ソロツーがんばってください。