はーい、またまた今回もお待たせしました! タンデムスタイル本誌に連載している「ニッポン大陸」紀行をより身近に感じていただくための、写真館コーナーでございます〜! このコーナーでは、誌面よりももう少しくだけたテンションで、動画なども含めてツーリングのようすをお伝えしていきますよ。雑誌の発売日とタイムラグがあるのは、「あえて」ですからね!「ドタバタしてるうちにこんなタイミングになっちゃった」ワケでは断じてない! …ないはず!
今回の旅の目的地は、岐阜県と富山県。世界遺産の登録地としても有名な、白川郷・五箇山エリアが舞台です。「合掌造り」という伝統的建築の家屋が現在も残されており、厳しい自然のなかで育まれた生活や文化を現在に伝えています。何たって世界遺産なので観光地化された側面もありますが、合掌造りの家屋はまぎれもなくホンモノ。にぎやかな雰囲気の中にも、“時間の重み”のようなものが確実にある。それが合掌造り集落の魅力と言えるでしょう。
さてさて、それでは今回も、誌面でお見せしていない写真(&動画)を次々に紹介していきますよ〜。
まず紹介したいのは、いきなりですが動画です。誌面で「白川郷でカモシカに出会った」というエピソードを書いていますが、そのときに動画も押さえておいたのですよ!! 合掌造り家屋のすぐそばに出てきたカモシカの姿、どうぞご覧ください!
特別天然記念物のニホンカモシカ君。誌面にも書いていますが、外国人観光客が「セロー! セロー!」といって喜んでいました
合掌造り家屋は、内部を改装してお土産屋さんや食堂になっているものも多いのです。これもその中の一軒で、山菜そばをいただいちゃいました
白川郷・五箇山の集落は、庄川という川沿いにあるのです。きれいな雪解け水を集めて、サラサラと気持ちよく流れていました
展望台から見た白川郷の風景。ポスターなどでもよく見る風景なので「知ってる!」という人も多いのでは?
峠越えの旧道の方へ入ってみたら、周囲の景色はこんな状態! 上ってみたんですが、除雪している区間はすぐに終わり、通行止めになっていました。アクセスはどんなに便利になっても、やっぱり山深いところなんだなぁ…
五箇山の集落で、合掌造りの民宿に泊まってみたのです! お邪魔した“庄七”さんは、囲炉裏のそばで食事をとることができ、まさに昔話の世界のよう。晩酌もついつい進んでしまうというものです…
“庄七”さんでの夕食。誌面にも書いていますが、これぞ“純・和食”。動物性の食材はイワナの塩焼きとコイの洗いくらい。あとはほとんどが植物性の食材ですが、どれも本当においしくて大満足!
合掌造りの内部はこんな構造になっています。クギをほとんど使わずに建てられており、その柔軟な構造によって雪の重みに耐えられるようになっているそうです
五箇山は「流刑地」という一面もあったとか。復元された流刑小屋は本当に小さくて、「この中から一歩も出られない生活」を想像すると、ぞっとしてしまいます…
五箇山には2つの集落があるのですが、こちらは菅沼集落。規模は小さいけれど、立派な合掌造りが9棟建っています
菅沼集落を動画でグルリとご紹介(ちょっと目が回るかも?)ちなみにボクが動画の中で、「すがぬま? すげぬま?」などとコメントしてますが、正しくは「すがぬま」です
菅沼集落を初めて訪れた人が、ドギモを抜かれるモノ。それがこのエレベーターです! 実は菅沼集落は川沿いの低いところに位置しており、車道との高低差がけっこうあるのですね。…で、このようなエレベーターが設置されており、観光客でもラクにアクセスすることもできる…と
エレベーターを降りたら、このようなトンネルを通って集落へアクセスします。「オレはいったいどこに来たというのだ…」と、何だか不思議な気分…
五箇山名物の、トチモチを食べてみました。香ばしく素朴な味わいで、しみじみとおいしい。こんな素朴な食べ物にも、大変な手間ひまがかかっているんですよね