さぁ、夏ですよみなさん! これからしばらく、東北だろうが北海道だろうが標高の高いところだろうが、どこでもバイクで走ることができます! …となれば、やっぱり北国に行きたくなりますよね! 今回の旅の舞台に選んだのは、岩手県と秋田県の県境に広がる高原地帯、八幡平(はちまんたい)。
実はボク、八幡平には一度訪れたことがあるのですが、そのときに完全にほれ込んでしまいました。天気がよかったというのも大きな理由なのですが、ワインディング最高、景色最高、そして温泉天国…と、ライダーの好きな要素をすべて兼ね備えたようなスポットだと思います。日本各地にある“定番のツーリングスポット”のひとつですが、定番と呼ばれるスポットには、それだけの理由があることをあらためて感じると思います(このあたりのことは、本誌にも書いてるんですけどね)。八幡平を走れるシーズンは限られていますし、東北方面へ行ってみようと思っている人、ぜひオススメです。
誌面ではたくさんの絶景シーンを紹介していますが、ここでも、そんなすばらしいカットを紹介していきましょう。
見返峠の近くにある、藤七温泉。誌面でも絶賛してますが、マジでこの温泉は最高でした(ボクがこれまでに浸かった温泉の中でベストに近いくらい)。内風呂もあるんですが、ココに来たからには露天の方に入らなきゃ魅力の10%もわかりません!
今回の旅をず~っと見守ってくれていた岩手山。この写真は誌面では使ってませんね。東北自動車道の松尾八幡平インターを降り、八幡平エリアへ向かう途中の道です
岩手山がらみの写真は、かなりいろんなところで撮りました。ホント、「絵になる」山なんですよね~
誌面でも紹介している、松尾鉱山跡。かつて鉱山で働いていた人たちの社宅などが、現在でもその姿を残しています
緑の木々に覆いつくされそうな、灰色の建物群。なんだか映画やアニメの設定にありそうな風景が広がっています
八幡平の頂上付近にある「見返峠」。風が強かったのであえて解説してませんが、しばし周囲の絶景をお楽しみください
見返峠にバイクを停めて、少しトレッキングをしてみました。すごい景色が広がってましたよ~
歩いている風景です
見返峠からちょっとした山歩きで到達できる、八幡平山頂。非常になだらかな山なので、「山頂」とはいえあまり展望は開けていません
八幡平山頂付近は湿地帯で、このように神秘的な池がところどころにある。なんとも幻想的な風景なのですが「落ちたらけっこうマジでヤバそうだ…」ということも考えたりします
八幡平の絶景ロード筆頭、アスピーテライン。八幡平をツーリングするなら、ココを走らずには帰れません!
路面はドライだったけれど、標高の高いところにはまだ雪が大量に残っていました。なんとも幻想的な風景に感動!
気持ちのいいストレートが続く、岩手山パノラマライン。撮影中にたまたまツーリングライダーが通りかかりました
八幡平は地熱の宝庫であり、地熱発電所もあります(ちなみにこれは松川地熱発電所)。自然エネルギーなのに、比較的安定した発電ができるっていうのはとても魅力的ですよね
地熱といえば、こんなスポットもあるんですよ
建物の周囲から、もうもうと湯気が立ち上る後生掛(ごしょうがけ)温泉。普通の温泉宿でもあるのですが、料金の安い「湯治村」の方に泊まってみましたよ
湯治客のための部屋はいくつかグレードがあるのですが、特徴的なのは「オンドル部屋」。今回利用したのは個室ですが、他の宿泊客と共同で使う大部屋もあります
オンドル部屋のようすを動画で解説! まぁハッキリ言って部屋は少々ボロっちいのですが、それが逆に落ち着いたりするんですよね
湯治村の台所。なんだかホント、どこかの合宿所みたいなノリです
誌面で「雪解け水を蹴散らしていくシーン」を掲載していますが、それの別カットです。誌面で使用したのはバイクが前を向いている写真ですが、後ろ向きもカッコいいですねぇ~