バイクのジャンルで、高速巡航走行とオフロード走行という相反する性能を高次元でバランスさせたモデルを指す。世界一周や過酷なパリ・ダカールラリーを標榜しており、タフさも求められる。総じて大きく重い。
ロー&ロングを強調したり、手足を前方に投げ出すような乗車姿勢が特徴の国産モデルの総称。クルーザーともいう。
逆車
輸出仕様の逆輸入車のこと。仕向地ごと、たとえばヨーロッパ仕様と北米仕様、東南アジア仕様とでは現地の規制の問題などで最高出力や使用パーツの相違が生じることもある。
逆輸入車
一般的には一度輸出した国内生産の国外向け車両を再輸入したモデルのことを指す。ヤマハのYZF-R6などがそれにあたり、それらは各メーカーの逆輸入車を扱う企業から販売されている。ちなみにホンダはパッセージ、ヤマハはプレストコーポレーション、スズキはモトマップ、カワサキはブライトが取り扱っている。また、ヤマハのYZF-R1のように国内仕様と海外仕様(逆輸入車)がリリースされているモデルもある。
クォーター
本来は1/4という意味。バイクの排気量で1,000ccの1/4に当たる250ccクラスのことを指す。
軽二輪
125cc超250cc以下の排気量のバイク。高速道路も走れるうえ車検もないので経済的なメリットも大きい。
オンロードモデルでとくに高性能なフルカウルモデルを指す。ホンダ・CBR600RR、ヤマハ・YZF-R1などがそれにあたる。SSと書くことも。もとは世界GPやMotoGPなどロードレースの排気量制限に捉われることなく、かつレーサーの公道仕様版でもない高性能モデルを指す言葉として生まれた言葉でもある。1992年に登場したホンダ・CBR900RR以降、レーサーをモチーフとしない高性能フルカウルモデルを指すようになった。現在ではレースレギュレーションの変化により600㏄と1,000㏄クラスのスポーツモデルがレーサーベースとして用いられるようになったため、用語としての境界線があいまいになりつつある。
絶版車
現行販売されなくなった車種のこと。生産中止になった時点で絶版車と呼ぶので、年代の新しい車種から古い車種まである。
風防効果の高いカウルを装備したり、余裕のあるライディングポジションを持つなど、高速巡航時のライダーに対する負担を軽減する工夫をこらした長距離ツーリング向けモデルのこと。ホンダのGoldWingやカワサキのニンジャH2 SX SE+などが該当。
ナナハン
排気量が750ccクラスのモデルのこと。
naked=裸。つまり、カウルで車体がおおわれていないロードモデル。カワサキのZ900RSやホンダのCB1300/400シリーズなどが該当する。
ビッグバイク
正確な定義はないが、おおむね750㏄以上の大排気量車全般を指す。用途としては対比的に使われることが多い(ミドルクラスは軽快だけどツーリングではビッグバイクが安定していて楽、など)
フラッグシップ
各メーカーのラインナップのトップモデル。豪華装備が与えられていたり、ハイパフォーマンスを誇るマシンが多い。
「カウル」の欄へ。
フルサイズ
一般的にはフロント21インチ、リヤ18インチのホイールを装備したオフロードモデルのことを指す。あるいは前後17インチホイールの原付モデル、たとえばホンダ・NS-1などを指すこともある。
ポケバイ
ポケットバイクの略で、日本で誕生したミニチュアサイズのバイク。子どもにも扱うことができるが、公道走行は不可。
マルチ(4気筒)・直4・V4
本来は複数の気筒を持つモデルに対して使われたマルチという言葉だが、現在は主に4気筒バイクを指す。
ミドルクラス
普通自動二輪免許の上限400㏄クラスのことを主に指す。しかし、これは日本だけで、ヨーロッパでは600㏄クラスのことを指す。レースでミドルクラスというと600㏄クラスを指す場合もある。
ミニバイク
主に排気量が50ccクラスの原付バイクのことを指す。大排気量車に対して小型なバイクといった意味合い。ミニバイクレースと呼ばれる草レースもある。
モタード
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輸出モデル
国内メーカーが輸出用に作ったモデルのこと。輸出先の国の規制や仕様を考えて作られているため、同じ車種でも国内モデルと比べると最高出力や車両横のリフレクターの有無などに差があったりする。
リッタークラス
排気量が1,000㏄クラスのモデルのこと。1,000㏄以上は排気量に上限なくオーバーリッター(クラス)と呼ばれている。
ロードスポーツ
オンロードを走るためのバイク。オフロードモデル以外すべてがこのカテゴリーに入る。