アウターチューブ
axle=車軸の意味。ホイールと車体をつなぎとめるためにホイールの中心に取り付けられた軸を指す。
アッセンブリー
Assy(アッシー)ともいう。いくつかの部品が集まって一つのパーツを作っている状態。たとえばキャブレターはケースとその中身の部品とでできている。アッセンブリーで交換となったら、どこか一部の部品が壊れたときでも、その部品だけではなく全体で交換するということになる。
ECU
エンジンコントロールユニットのことで、頭文字からECU と略称される。『いーしーゆー』と読む。主に吸排気系に配置したセンサーと連動し、燃焼状態を把握。気象や気温、気圧なども測定して最適な燃料噴射量になるよう吸気系の制御を行なう仕組みのこと。それ以外にもバイクのメインコンピュータとして車体制御など全般的な制御を司る役割も担う。
エンジンに点火する発火装置。バイクのカギをイグニッションキーとも呼ぶ。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年12月27日(水)
インジェクション
フューエルインジェクションの略称。「フューエルインジェクション」の欄へ。
フューエルインジェクションにおいて、燃料を微粒子化し吸気ポートに送り込む燃料噴射装置のこと。
インナーチューブ
燃料供給装置が吸入する空気中のホコリや異物の進入を防ぐエアフィルターを収納しているボックスのこと。
外部から吸入する空気を、ガソリンと混ぜる前にキレイにするパーツ。これがないとキャブレターやエンジンに大気中のゴミが入ってしまい、トラブルの原因になることもある。
HID
High Intensity Discharge=高照度放電装置のことだが、HIDを使ったライトを指すことが多い。通常、バイクのヘッドライトは電球内のフィラメントが発熱、発光することによって明るさを得るが、HIDは、高電圧の電流を放電することによって発光する。ハロゲンランプなどと比べて明るく、寿命が長いことが特徴。ただし配線が車体全体を通過する形になることから現在ではLEDに移行している。
エンジンから伸びる排気用のパイプのこと。サイレンサーと呼ばれる後部の消音装置は含まない。
FI
「フューエルインジェクション」の欄へ
エンジンオイル
エンジンの内部を循環することで各部の潤滑、洗浄、冷却、燃焼室密封などを行なうオイル。走行や経過期間にともなって劣化、減少するので、定期的に交換する必要がある。
エンジンガード
転倒時にエンジンまわりへ受ける衝撃を軽減させるパーツのこと。スラッシュガードやスライダーもこれと同じような効果を持つ。
オートシフター
シフト操作を探知すると瞬間的に点火をカットし、ペダル操作だけでギヤチェンジ可能な電子制御システム。 クイックシフターや単にシフターと呼ばれることもある。 クラッチレバーを使わずシフトチェンジできるため、シフトチェンジに要する時間や動作を低減できるなどメリット多数。レーサーでまず普及し、現在はツアラーなどにも採用されている。
交流式発電機、充電器のこと。エンジンの動力を利用して、走行中にバッテリーを充電する。その他にも照明や点火装置への電力供給も行なう。
炭素繊維を使った軽量、高強度の素材で、ヘルメットや外装パーツ、社外サイレンサーなどに用いられている。
カウル・カウリング
バイクの外側に取り付けられた、防風や高速域での空気抵抗を少なくするためのパーツ。フルカウルはスーパースポーツモデルなどに見られる、車体全体を覆っているタイプ。ハーフカウルはその名のとおり、フルカウルの上半分を残した形で、ビキニカウルはヘッドライトまわりに取り付けられる小さめのカウル。
ガスケット
オイル漏れや排気漏れをしないように、エンジンのつなぎ目や、エキパイと排気ポートの間にはさむパーツのこと。液体状のモノもある。
エンジン内でバルブの開け閉めをになう重要なパーツ。カムシャフトが1回転するとバルブ(あるいはバルブに連結するパーツ)が押され、開く仕組みになっている。ちなみに、一部車両を除き、バルブが閉じるときにはスプリングの力を利用する。
キャストホイール
軽金属合金を鋳造して、一体成形されたホイール。剛性が高く、スポーツモデルなどに採用されていることが多い。これに対し、針金状の部品を使用してリムとハブを固定するワイヤースポークホイールがある。
ガソリンと空気を調合して混合気を作り出す、燃料供給装置。霧状にしたガソリンを吹き出して空気と混合する。近年はフューエルインジェクションが主流。
空力
走行中にバイクが受ける空気流の力の総称。カウルやスポイラーによって空気抵抗を少なくしたモデルは「空力特性にすぐれ…」などと評される。
コンロッド
コネクティングロッドの略。ピストンとクランクをつないでいる棒。非常に強い力がかかるので、頑丈に作られている。
サーモスタット
水冷エンジンなどに付いている装置。つねにエンジンを適温状態に調節するために、水温が低いときは水路を狭めて冷却水の量を減らし、逃がす熱の量を少なくする。逆に水温が高くなると水路を広げて積極的な放熱をうながす。
シートの下、車体の横に付いているカバーのこと。なかはエアクリーナーボックスになっていたりバッテリーが入っていたり、モデルによってさまざま。
サスペンション
シールチェーン
ローラー部にグリス(潤滑剤)を封入してあるチェーンのこと。フリクションは増えるが耐久性にすぐれているなどの利点から、ほとんどの市販モデルが採用する。
集合マフラー
多気筒エンジンから出ているエキゾーストパイプをまとめてしまうこと。4本のパイプを1本にまとめてあれば、4in(イン)1、途中2本になる部分があれば4in2in1などという。表記上それぞれ4-1、4-2-1となることも。
シュラウド
英語で“覆うもの”の意。バイク用語的に「シュラウド」というとオフ車のタンクシュラウドを指す。本来は水冷エンジンのラジエターに風を導くためのパーツだが、空冷エンジンのバイクにダミーとして装着されることもある。
純正パーツ(部品)
バイクを作っているメーカーが出しているパーツのこと。カワサキのバイクならカワサキ製のパーツが純正パーツ。
ショック(ショックアブソーバ)
サスペンションの中核にある衝撃吸収装置のこと。スプリングとオイルダンパーを組み合わせて衝撃を吸収したり、バイクの傾きや姿勢を抑制するために用いられている。フロントフォークやリヤショックがそれに該当する。サスペンションと同一視したり混同するケースが多いが、厳密には別。
エンジン内にあり、内部でピストンが往復する筒状の部分。気筒ともいう。これが2つあると2気筒。
スクリーン
バイクの車体前方に取り付ける外装パーツのこと。その多くは視界を確保するため透明な素材を使用し、風雨が直接ライダーにあたるのを防ぐ。これによりライダーの疲労軽減や、空気抵抗によるパワーロスを少なくできる。
ステアリング
操舵装置。つまり、舵を取る(方向を変える)ための装置のこと。どれか一つの部品を指すのではなく、ハンドルやステムシャフトなど、方向転換に必要な装置全体を指す。ハンドル操作に異常があれば「ステアリングがおかしい」と表現することが多い。
キーを携帯するだけでイグニッションのオン/オフ操作ができるシステム。鍵穴がなくキーがないとハンドルロックの解除やエンジンをかけられないので盗難抑止効果も期待できる。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年8月4日(金)
スラッシュガード
「エンジンガード」の欄へ。
スリップオン(タイプ)
スロットルバルブ
「バタフライバルブ」の欄へ。
スロットルワイヤー
「アクセルワイヤー」の欄へ。
エンジンの回転数を表すメーター。視覚的にエンジンの回転数を確認できるため、スムーズなシフトアップ・ダウンの目安となったりアイドリングの状態も知ることができる。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年12月27日(水)
タンデムシート
タンデマー用のシートのこと。後部座席。
チャンバー
主にバルブを持たない2ストロークのエキゾーストパイプ中央部に設けられた膨張室のこと。排気圧をコントロールすることでバルブの代わりをしたりしてエンジンの特性を変えている。
電子制御サスペンション
電動ファン
ラジエターを流れる冷却水は走行風によって冷やされるが、電動ファンはファンの駆動をモーターによって行なうことで冷却する。バイメタルというある一定の温度で反る金属板をスイッチに使い、温度が上がればファンが回り、下がると止まる。
倒立(フォーク)
トラッカー
路面が土の周回路(トラック)でリヤタイヤをすべらせながら走るダートトラックレーサーのスタイルを模したジャンル。かつてのホンダのFTRやスズキのグラストラッカーなどがこれにあたる。
トリップ(メーター)
走行距離を表示するメーター。リセットできるので任意に走行距離を計測できる。
バイザー
直訳するとvisor=かぶとや帽子などのひさし。バイク用語としては、メーターまわりに設置してある小型のスクリーンを指すことが多い。また、ジェットやオフロードヘルメットなどに装着する(されている)、帽子のつばのようなカタチをしているパーツのこともバイザーと呼ぶ。
ハザードランプ
渋滞を後続車に知らせたり、駐停車時に追突を防ぐため注意をうながすなど、緊急を知らせる際に左右のウインカーを同時に点滅させるサイン。純正採用されていない車種もある。
バックレスト
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シリンダーへの吸気や排気を出し入れするために開閉・往復運動する弁のこと。バルブの数によってエンジンの性格が変わる。なお、ヘッドライトなどの電球も“バルブ”と呼ばれるので混同しないよう注意しよう。
フェアリング
フェンダー
前後輪の上に装着されている泥よけ。前輪はフロントフェンダー、後輪はリヤフェンダーと呼ぶ。リヤフェンダーは泥よけとしてだけでなく、タイヤが回転することによって生まれる空気抵抗を低減させる役目を担うモノもある。
燃料供給噴射装置のこと。コンピュータ制御で気温や気圧などに合わせ、空気とガソリンの比率を細かく算出できる。高燃費、環境性能を実現しやすい。略してFIともいう。
「スパークプラグ」の欄へ。
ブレーキシュー
ドラムブレーキの制動をつかさどるパーツ。ドラム内部に配置され、シューがドラムに押しつけられることによって制動力を発生させる。
前輪をはさんでいる2本の棒のこと。伸縮してショックを吸収する。食器のフォークに似ていることから名付けられた。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年8月9日(水)
保安部品
ウインカーなど公道を走るために必要な部品のこと。
ポット
ブレーキキャリパー内のピストンが収まる穴のこと。対向6ポットキャリパーはディスクローターをはさんで3個のピストンが向かい合っているキャリパーとなる。
排気管のこと。「サイレンサー」の欄へ。
ミッションオイル
ミッション部分を潤滑させるオイルだが、4ストの場合はエンジンオイルと共用で同じオイルがミッション部に循環する。2ストは別々で、なくなると注ぎ足して入れるのがエンジンオイル、定期的に交換するのがミッションオイル。