バイク用語辞典

『す』から始まる用語

  • スーパースポーツ

    オンロードモデルでとくに高性能なフルカウルモデルを指す。ホンダ・CBR600RR、ヤマハ・YZF-R1などがそれにあたる。SSと書くことも。もとは世界GPやMotoGPなどロードレースの排気量制限に捉われることなく、かつレーサーの公道仕様版でもない高性能モデルを指す言葉として生まれた言葉でもある。1992年に登場したホンダ・CBR900RR以降、レーサーをモチーフとしない高性能フルカウルモデルを指すようになった。現在ではレースレギュレーションの変化により600㏄と1,000㏄クラスのスポーツモデルがレーサーベースとして用いられるようになったため、用語としての境界線があいまいになりつつある。

  • スーパーチャージャー

    過給機の一種で、排気を利用して吸気を加圧することで燃焼効率を高めようとするターボチャージャーと異なり、クランク軸の回転運動を利用して吸気を加圧する構造を指す。自然吸気以上に爆発的なパワーを得ることができる。パイク用として過去に純正採用された例はなく、ごく一部でチューニングパーツとして流通していたが、2015年にカワサキがニンジャH2で純正採用。現在では同社ニンジャH2シリーズのほかZ H2も純正採用する。

  • スーパーバイク

    MotoGPとは異なり、市販ベースのマシンで争う最高峰のレースカテゴリー。各メーカーのスーパースポーツモデルが参戦。世界選手権(WSBK)も行なわれている。

  • スーパーモタード/モタード

    モタードマシンを使用したレースおよびその使用車両のこと。もとはアメリカでオン/オフを問わず最速のライダーを決定するために始まったレースで、オン/オフが入り混じったコースを走るため、走破性の高いモトクロッサーに17インチのオンロード用ホイールとタイヤを履かせた車両を使用するのが一般的。

  • 水温計

    ラジエターに使われている冷却水の温度を示す計器。この温度があまりにも高いと、エンジンの発熱に冷却が追いついていないということになり、熱ダレ・オーバーヒートの恐れもある。

  • 水冷

    シリンダーの外側に冷却水を通してエンジンを冷却する構造。冷却水の熱はラジエターで外部に放出。高出力車に多く採用される。

  • スイングアーム

    フレームと後輪を接続しているパーツ。ピボット部分で稼動し、ショックユニットと組み合わさってリヤサスペンションになっている。

  • スカチューン

    外装やバッテリーを取りはらい、スカスカにしてスッキリ見せようとするカスタムのこと。

  • スクリーン

    バイクの車体前方に取り付ける外装パーツのこと。その多くは視界を確保するため透明な素材を使用し、風雨が直接ライダーにあたるのを防ぐ。これによりライダーの疲労軽減や、空気抵抗によるパワーロスを少なくできる。

  • ステアリング

    操舵装置。つまり、舵を取る(方向を変える)ための装置のこと。どれか一つの部品を指すのではなく、ハンドルやステムシャフトなど、方向転換に必要な装置全体を指す。ハンドル操作に異常があれば「ステアリングがおかしい」と表現することが多い。

  • ステアリングダンパー

    主にフロントフォークとフレームを結ぶように取り付けられている小型のダンパーのこと。走行時、急激なハンドルの動きを抑制するための装置。アフターパーツの社外品のほか、一部のモデルには標準で装備される。ステダンなどと略される。

  • ステップ(バックステップ/タンデムステップ/ステップボード)

    ライダーの足を置いておくのがステップ。タンデマーには専用のステップが後方に付いている。スポーツバイクなどで、バンク角を稼ぐためにステップを後部上方に移動させたものがバックステップ。クルーザーモデルにはボード状のステップを採用したモデルもある。

  • ストレッチコード

    荷物を固定する際に使用する伸縮性コード(紐)のこと。いくつかフックが付いていてバイクの一部に引っかけて荷物を固定する。ただし、しっかりと荷物に引っかけないと走行中に荷物が脱落する危険があるので注意。

  • スネル規格

    SNELLと表記される。世界でもっともきびしいヘルメットの安全規格の一つで、アメリカの「スネル記念財団」が作る基準。5年ごとに改正される。試験にパスするとヘルメットに「スネル規格品」のラベルが貼られる。耐衝撃性能の高いヘルメットの証ともいえる。

  • スパークプラグ(プラグ)

    シリンダー内で圧縮された混合気に高電圧で発生した火花を飛ばして着火させ、爆発させるパーツのこと。バイクを動かすのに欠かすことのできないものの一つ。プラグと略されることが多い。

  • スプロケット

    エンジンと後輪に付いている歯車のことで、その間をチェーンが結ぶ。エンジン側をドライブスプロケット、後輪側をドリブンスプロケットという。

  • スペック表

    spec。エンジンやタイヤのサイズなど車両の数値をまとめてある表のこと。

  • スポーク

    ハブとリムをつないでいるパーツのこと。また、ワイヤーでできたスポークを使用したホイールをワイヤースポークホイール(スポークホイール)といい、衝撃を吸収することに長けている。

  • スポイラー

    空気の流れを利用して、走行中の安定性を向上させる外装部品。車の後部に取り付けられるウイングもその一つである。

  • スマートキー(システム)

    キーを携帯するだけでイグニッションのオン/オフ操作ができるシステム。鍵穴がなくキーがないとハンドルロックの解除やエンジンをかけられないので盗難抑止効果も期待できる。

    ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年8月4日(金)

  • スラッシュガード

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  • スリックタイヤ

    まったく溝のない、レース用のタイヤ。乾いた路面では高いグリップ性能を発揮するが、溝がなく排水ができないためウェットな路面には向かない。

  • スリッパークラッチ

    シフトダウン時に荒いクラッチミートを行なうと起こる後輪のロックを防ぐ装置。二次的な効果としてクラッチレバーの操作が軽くなる。

  • スリップオン(タイプ)

    サイレンサーエキゾーストパイプの一部だけを交換する社外品のマフラーのこと。

  • スリップサイン

    タイヤの溝が摩耗して減っていることを知らせるために少し浅くなっている部分。スリップサインがある側面部には三角マークが記してあり、どこにあるかわかるようになっている。これが見えたらタイヤ交換が必要。

  • すり抜け

    渋滞中、クルマとクルマの間を通ること。

  • スロットルバルブ

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  • スロットルワイヤー

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