アフターマーケット
ウインドプロテクション
走行風を防ぐ効果を指す。体に当たる風の抵抗が少なければ「ウインドプロテクションがいい」という。
エキゾーストノート
排気音のこと。
X-GAME
エクストリームゲーム。ジャンプなどのハデな演技をしてポイントを競う。モトクロス、BMX、スノーボードなどで行なわれる競技。FMX(フリースタイルモトクロス)もこのなかに入る。
エンスー
Enthusiast(エンスージアスト)という英単語の略。意味は「熱心な人」。転じてバイクやクルマに詳しい人、情熱を注ぐ人を指すようになった。
オフロードバイクでの人命救助が発展してできたモータースポーツ。約60年前にヨーロッパで発祥した。林道のような場所を短くて1時間、長い場合には6日間も走り続ける。ヨーロッパ、アメリカでは非常にメジャーな競技。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年8月19日(土)
OEM
相手先ブランドにより販売することを目的とした受注生産。たとえばかつて、カワサキのバリオス-ⅡをスズキでGSX250FXとして、あるいはスズキのスカイウェイブ250タイプSをカワサキがエプシロン250として販売するケースがあった。
AT限定免許
AT=オートマ(オートマチック)限定免許。ギヤチェンジとクラッチ操作を必要としないバイクだけを運転できる免許のこと。排気量区分は650㏄まで乗れる「大型」、400㏄までの「普通」、そして125㏄までの「小型限定普通」の3種類だったが、2019年12月1日より改定され、AT限定大型二輪から排気量制限が撤廃されている。
オーナーズクラブ
同じ車種に乗る人たちが、情報交換をしたり、ツーリングに行ったりするために集う団体のこと。
オービス
自動速度取締装置。道路の上に設置したものや、道路の下にセンサーが埋め込んであるものなど、スピード違反を取り締まるカメラ付きの装置。速度違反があった場合、速度を感知して違反車の証拠写真を撮影、後日警察から出頭命令が郵送されてくる。
オンロード
アスファルトなどで舗装された路面のこと。
カブ主
ホンダ・カブシリーズのオーナーになったことを指す言葉で、主にカブオーナー同士で用いられている。派生語としてカブシリーズのオーナーズミーティングは”カブ主総会”とも俗称される。
クリッピングポイント
コーナーを曲がるときに、バイクが一番コーナーのイン側に近付くポイント。
限定解除
大型二輪免許取得のこと。現在は、大型・普通・小型限定となっている免許制度だが、昔は大型免許という呼び名は存在せず、二輪免許・中型限定・小型限定という呼び方であった。そのため、排気量の制限を受けないようになる=限定解除と呼ばれ、その時代に免許を取った人などは今でもこの呼び方を使うことがある。
コンストラクター
カスタム車両を作る人やレースチームのこと。
サービスエリア(SA)
地図上では「SA」と略記される。高速道路や自動車専用道路などに約50㎞ごとに設置されている休憩施設で、駐車場やトイレ、レストラン、売店、ガソリンスタンドなどが設けられている。大型サービスエリアのなかには宿泊施設や入浴施設があることも。一般的にはパーキングエリアよりも規模が大きいものを指す。
GPライダー
WGPと呼ばれていた時代や現在のMotoGP(ロードレース世界選手権)に参戦しているライダーのこと。
シケイン
サーキットのコーナーの一つで、マシンの速度を減速するために設置されている半径の小さなカーブのこと。コースによっては連続している場合もある。
示談
辞書的な意味合いにのっとれば「争いをやめて話し合うこと」、あるいは「裁判によらずに当事者間に成立した和解契約」を指すが、交通社会においては、事故が起きた際に警察の事故証明を受けず、当事者間で念書・金銭の受け渡しをもって暗に処理してしまうことを意味することが多い。なお、事故が発生したとき、当事者には警察へ報告する義務がある(道路交通法第72条)ので、事故現場における当事者間の示談交渉は厳禁。
車検
正確には自動車検査登録制度。バイクの持ち主を登録し、車両が安全基準を満たしているかを検査する。250cc超のバイクは公道を走るために、必ず車検を受けなくてはならない。
スーパーバイク
MotoGPとは異なり、市販ベースのマシンで争う最高峰のレースカテゴリー。各メーカーのスーパースポーツモデルが参戦。世界選手権(WSBK)も行なわれている。
スポイラー
空気の流れを利用して、走行中の安定性を向上させる外装部品。車の後部に取り付けられるウイングもその一つである。
走行モード
現在は出力を電子制御することが容易になり、雨天時にはタイヤが空転や横滑りを防ぐためパワーが唐突に発揮しにくくしたり、逆にサーキットでは何の制約がなくなるようなモードが搭載されている。このモードは走行中にも任意に変更が可能。フューエルインジェクション採用車がスタンダード化して以降、標準装備する車種が増加中。
舗装されていない道のこと。土砂が堆積したり岩石が露出したガレ場、走ると砂利が動いてすべりやすい深砂利、路面がある程度固められて比較的走りやすいフラットダートなどがある。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年1月16日月曜日
WMTCモード燃費
WGP
二輪ロードレース世界選手権のかつての呼称。01年まではWGPだったが、2002年からMotoGPという名称に変更された。
鍛造(たんぞう)
金属を叩き伸ばして成型する技法で、打ち刃物が代表例。鋳造よりも強度面にすぐれ、素材が同じでも鍛造の方が軽量化できる。ただし製造に手間がかかるため製品コストも高い。
タンデマー
バイクでタンデム(二人乗り)をした際、後ろに座る同乗者のこと。パッセンジャーともいう。
鋳造(ちゅうぞう)
一度溶かした金属を型に流し込んで成型すること。コストは低く抑えられるが、強度と重量は鍛造に劣る。
ツーリング
Touring。バイクで行なう旅行(Tour)のことで、バイクに乗ったら一度はやりたい。クルマでいうドライブや遠乗りに当たるが、距離や期間などによって、日帰りツーリング、ロングツーリングなどと呼ぶ。
デッドエア
衣服の内部に抱き込まれ、外部に流出しない空気のこと。自分の体温がデッドエアを暖めることで保温効果が得られる。
トラクション
駆動力。タイヤが地面を蹴って車体を前に進ませようとする力。速く走るためにはつねに安定したトラクションが必要。
ドラッグ
drag=引っぱる。ドラッグレースといえば、クルマ・バイクの加速競争のこと。停止状態から402.33m(1/4マイル)先のゴールまで、どちらが先にたどり着くかを2台で競い合う。よく試乗記事で「ドラッグ風の〜」とあるが、これは加速性能(の凄まじさ)や低く構えたポジションに対して用いられる表現。
トランスポーター(トランポ)
バイク用語ではバイクを載せて走ることができるクルマのこと。一般的には荷物を運ぶ輸送車のことをいう。
トレッド
タイヤの路面と接する部分のこと。刻まれた溝のデザインをトレッドパターンという。
なめる
ネジの頭(六角の部分やプラスの部分)を工具で削って変形させてしまうこと。原因としては、サイズの異なる工具の使用やトルクのかけすぎ、工具の押さえ不足が挙げられる。ひどくなめてしまうと、本格的に外れなくなってしまうので、そうなる前にバイクショップに相談すべし。
二段階右折
「二段階右折の道路標識がある場合」と「右左折車線を含めて片側3車線の道路」において50㏄以下のバイクに義務付けられた曲がり方のこと。50㏄以下のバイクは上記条件の交差点を通過する際、左端を直進して交差点を通過した後に直角に曲がり、そしてまた直進することで交差点を右折する方法。信号などによって交通整理のされた交差点では、方向転換後、対面する信号機などに従わなければならない。
50㏄独特の3車線道路で右折時にやらなきゃいけない2段階右折(笑)。都内の幹線道路を走ってみると、2段階右折箇所や通行できない場所など、けっこう50㏄ならではの面倒な場面が多いことに気づかされる。これでは誰も乗らないよ…。マシンはよくできているのに、法整備の状況が悪すぎるのだ
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年11月11日土曜日
任意保険(自動車保険)
補償額や補償範囲など、自賠責だけでは補償しきれない部分を補う自動車保険のことで、取り扱っている民間の損害保険会社によって掛け金などはさまざま。加入は本人の自由意志に任せられているとはいえ、社会的責任として入っておくべき保険である。
乗り出し価格
車両単体の価格に、整備費や重量税、登録料など、公道を走るために必要な諸経費を含んだ価格のこと。
パーキングエリア(PA)
地図上では「PA」と略記される。高速道路や自動車専用道路などに約15kmごとに設置されている休憩施設。駐車場やトイレ、飲食店、売店などが設けられている。一般的にはサービスエリアよりも規模が小さい。
8耐
鈴鹿8時間耐久ロードレースの略。1978年に初開催され、1980年から世界耐久選手権の1戦として位置付けられており、8時間での周回数を競う。毎年、三重県の鈴鹿サーキットで行なわれ、近年は7月下旬に開催される。日本最大のロードレースでもある。
パッキング
packing=荷造りのこと。ツーリングなどでバッグに荷物を詰め込むことをいう。
パドック
ピットの裏側。レースに参加する選手やチームの関係者が機材やテントを持ち込んで、レースの準備や休憩を行なう場所。ピット同様、関係者しか立ち入ることはできないが、レース開催時に有料で開放される場合もある。
馬力規制
バイクの重大事故が多発した80年代から2007年6月30日まで存在した、車両メーカーの国産車に対する自主規制。250cc以下は45ps(92年以降は40ps)、750cc以下は77ps(同72ps)など車両メーカー側が規制を設けていたが、大型二輪免許取得の簡便化や海外メーカーの日本進出などを受け、現在は撤廃ずみ。
ピット
バイクあるいはクルマのレースが行なわれるサーキット内にある建物。主にマシンの整備を行なうほか、ライダーや関係者の待機所となる。また、レース中は参戦チームの指揮所となり、ピット前でタイヤ交換や給油などが行なわれる。
ファクトリー
「ワークス」の欄へ。
フェード
ブレーキを多用することでブレーキ経路に気泡が発生するなどのトラブルで、効きが鈍くなってしまうこと。ちなみに発熱で油圧システム内に気泡が生まれて圧力が伝わらなくなりブレーキが効かなくなるのはベーパーロック(vapor lock)現象である。
プライベーター
レースに個人、ショップ、クラブなどの単位で参戦しているチームのこと。
フライホイール
クランク軸に取り付けられるオモリ。和名は弾み車といい、エンジンが回転し続けるための慣性力を生み出すほか、振動を消すバランサーとしての役目もある。エンジンの吹け上がり感はこのパーツの重さや大きさが多分に影響する。
ブラインドコーナー
Rがきつく、壁などの障害物があって入口からでは出口が見えないコーナー。対向車が突然現れたりするので十分な注意が必要である。
「FMX」の欄へ。
ヘアピン
ヘアピンコーナーの略。髪を留めるヘアピンのように進行方向が180度変わるようなきついコーナーのこと。
ホールショット
レースで、スタート直後の第1コーナーに1番早く進入すること。
法定速度
法律で定められている最高速度のこと。一般道の場合は基本的に60km/hとなるが、実際の道路ではさらに規制されている場合が多い。50cc以下は例外で、30km/hが法定速度となる。
法定点検
法律で義務付けられている点検のこと。12ヶ月および24ヶ月ごとに、それぞれ所定の項目を点検・整備しなければならない。なお、24ヶ月点検は車検とは異なる。
二輪ロードレースの世界最高峰カテゴリーとして開催されているロードレース世界選手権。選手権には3クラスが用意され、1,000㏄クラスのモデルで競われるMotoGPクラス、600㏄のMoto2クラス、250㏄のMoto3クラスと区分されているが、レースシリーズ全体の略称としてMotoGPと呼称されることが多い。トップカテゴリーのMotoGPクラスは150㎏程度の車重、最高出力200㎰以上で最高速度も300㎞/hを超えるモンスターマシンによるレース。四輪でいうF1的な存在。参加ライダーやチームは世界中を転戦して、各地で開催されるグランプリレースの順位に応じてポイントを獲得。その加算ポイントで年間チャンピオンが決定する仕組みとなる。レースは1年に18戦が行われていて、日本でもツインリンクもてぎで開催されている。
ライセンス
レースや走行会で走るための許可証。各サーキット専用で、ルールやマナーなどの講習を受けて取得するもの。国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が発行する国際的なFIMライセンス、MFJが発行する日本国内でのMFJライセンスなどがある。
リターンライダー
一度やめてから、またバイクに乗り始めた人のこと。
森林の整備(木材の手入れ・伐採・運搬など)をするための山中の道。オフロードライダーが好んで走る。近年は舗装化が進み、ダートは減少中。地元の人・林業関係者が優先なので走行時は注意。進入禁止の林道もあることを留意しよう。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年7月19日(水)
レプリカ
replica=複写、複製のこと。たとえばレーサーを模したバイクを「レーサーレプリカ」と呼ぶ。またプロライダーのヘルメットや革ツナギを市販用に複製したものなどでも使われる。
ワークス
メーカー直属のレーシングチームをワークス(ファクトリー)チームという。技術開発や広報活動を主な目的としている。